たびびと

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無数の線と幾何学模様のナスカ

2012年01月22日 | ペルーの風
小型セスナ機から眼科の砂漠に目をやる。
砂漠といっても、岩石の混じった、殺伐とした感じの土である。

何本もの線、三角形などの広大な幾何学模様が、地平線のかなたまで広がっている。
そして、宇宙人、ハチドリといった地上絵。

ぼくはナスカの地上絵見学のためのセスナ機に搭乗していた。

誰が、何のために。
わかることは、人類の英知をはるかに超えた何かであること。

地上絵が有名だが、地上絵はむしろおまけのようなもの。
無数の線、幾何学模様が何を意味するのか。
明らかに、偉大なる何かとの通信、あるいは宇宙との調和のための地上絵であるように感じる。

といわけで、今回は、ペルー旅行に行ってきた。
まずは、最初の観光地、ナスカの地上絵。

地上絵は、セスナ機から簡単に見えるものと思っていた。
写真で見たような地上絵が、巨大に地面に描かれているものだと思っていた。

でも、そうじゃなかった。
どういうこと?

数十メートルの地上絵も、空から見ると、とっても小さいってこと。
だから、セスナ機のナビゲーターが、「右前方に、犬の絵が見えるよ」と言ったとき、巨大な絵を探していたぼくは、見逃してしまった。
そう、絵は、砂漠の中に、とても小さく見えていたのだ。

隣に座っていた妻の説明で、そのことを理解した。

セスナ機を降りてから、地球の歩き方の地上絵の写真を見た。
「予習をしておけば、全ての絵を見ることができたかもしれない」

というのも、セスナ機から認識できた絵は、セスナ機が通過した全ての絵の中の3分の1ほどだったからだ。

そしてもう一つ。絵探しに集中できないもう一つの理由があった。
それは次回に。

とはいうものの、広大に広がる砂漠の荒涼な景色の中に広がる、無数の線、幾何学模様のスケールの大きさに、偉大なる宇宙の何かを感じていた。