たびびと

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アトピー1 幼少期

2016年11月03日 | アトピー性皮膚炎がよくなりました!
ぼくは、小さい頃、アトピー性皮膚炎でした。

体中に湿疹がありました。
手、おしり、腕…

肌がカサカサになります。
500円玉ぐらいの小さい範囲のものもありましたが、手の甲全体のように広範囲な部分もありました。

もちろん、かゆいです。
かゆくて何回もかきます。

イライラします。
当然、母にもあたります。

「何でこんな体に生んだんだー」
と。


医者に行くと、塗り薬をくれました。
ケナコルトという名前でした。多分、ステロイド剤です。

毎日、カラカラのところに塗っていました。
毎日、毎日、塗っていました。

だけど、風呂上がりには、当然、カサカサ。
治ることはありません。
改善もしていないようでした。

「ずっと、この後の人生も、薬を塗るのかな…」
幼心に不安に思っていました。


ある日のことです。
小さな庭から中が見える、1階の畳のある部屋にいました。

母に、おしりの部分に、ケナコルトを塗ってもらっていました。
すると、友人が遊びにきて、窓越しにぼくの名前を大声で呼びました。

遊んでいる最中のことです。
「お前、まだ母親に薬を塗ってもらっているのか。はずかしくねーのかよー」

思いっきり冷やかされました。




最もひどいのは頭皮でした。
頭皮、つまり、髪の毛の生えている部分全体です。

髪の毛の生え際がカサカサになり、ものすごい量のふけがでるのです。
当然ですが、毎朝、髪の毛の生え際にケナコルトを母に塗ってもらいます。

学校に行くと、
「ポマード、ポマード」
とからかわれました。

成績優秀な優等生? であったにもかかわらず、先生までもが、
「お前、ポマードを塗ってきているのか?」
と質問してきました。

これはさすがにショックでした。


いじめというほどのことではありませんでしたが、気持ちのよいものではありません。
説明して、それなりに理解はしてもらいましたが…

「頭をそって、はげにすれば、きれいに皮がむけて、どんなに気持ちよいだろう」
ともよく思いました。


これだけではありません。
おまけにアレルギー性鼻炎もありました。

物心ついたことから、毎日、ひどい鼻水、

小さい頃だったので、細かい記憶にはありませんが、たくさんの病院に通いました。

鼻炎を少しでもよくするために、アデノイド、扁桃腺削除の手術も受けました。

生きていくのに必要な器官だと思うのですが、母の少しでも鼻炎を改善して、夜、よく眠れるようになってほしいという思いから、手術にふみきりました。


幼稚園のときの特別なイヤーな思い出があります。

東京のアレルギー治療の名医のクリニックに行ったときのことです。

診察室に入ると、10本以上の注射器が並んでいます。
「何のアレルギーか検査しましょうね」

あまりの恐怖に、その後の記憶は飛んでいます。




こんな、過酷な幼少期でした。

小学生であるにもかかわらず、おまけに、慢性の腰痛持ち。
神奈川県の田舎町から、東京の渋谷まで、カイロプラクティックにも通っていました。

平日の午前中、小学校を休んで、カイロプラクティックに行くのです。
帰りに食べるビックマックが唯一の楽しみでした。

これがアトピーの原因の一つなのですが…




ところが、ところがです、いろいろなことがあり、アトピー、アレルギーが、高校生の頃から少しずつよくなっていまきした。
薄皮をはがすように少しずつよくなったこともあれば、劇的に改善された時期もあります。

信じられないことに、仕事を開始した22歳頃には、ほとんどよくなっていました。

今、まわりには、20歳と言っていますが(笑)、40代半ばになり、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎に悩まされることはほとんどありません。




時々、アトピー回復の話をしていて、とても喜ばれることがあります。

というわけで、しばらく、その話をしていきたいと思います。



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