治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
少しでもラクになる方法を考える場です。

冬のイベントを企画した経緯 松島さん講座編

2023-11-01 12:15:16 | 日記
さて、『発達障害治療革命!』の予約も花風社HPで始まりました。
昨日、本に載せる著者田中伸明医師の著者紹介を入稿しまして
こういう感じになりました。

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田中伸明(たなか・のぶあき)
鹿児島大学医学部卒業。脳神経内科専門医。
若き日より難病対応の志を抱き、学生時代、研修医時代、国内・国外で東洋医学を学ぶ。神経内科専門医取得後、諏訪中央病院の医局長として地域医療に従事、その業績により厚生労働省で21世紀医療システム創りに参加する。その後マッキンゼー日本支社・インターンとしてマネジメント、経営学を学ぶ。
40歳で心身に不調を感じ、人生の方向性を大きく変え,会津大学理工学部、日本大学工学部、京都産業大学経営学部の教授として医学に加え科学、哲学、経営学を研究する。その成果を社会に還元するために、ビジネスパーソンのためのベスリクリニック・グループを創設する。ビジネスパーソンのうつ・適応障害に対して、ベスリ
メソッドを開発し、治療効果を上げている。
そのベスリメソッドを「治らない」とされている発達障害へ適応し、新しい診断・治療、社会システムを創りたいと考えている。

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田中先生は医師会認定なんとか医とか、他にもたくさん肩書をもっていらっしゃるようです。そして東洋医学も専門医をもっていらっしゃるようです。東洋医学への志向は早かったようで、すでに学生時代から北京の大学に留学しているし、研修医の時代も富山でお勉強する期間があったりするようです。

なぜかというと、「難病対応がしたい」という志があったからということ。
きちんと医学部で西洋医学を学び、専門医も取り、地域医療に励み、その一方で東洋医学も修められているのですから、口うるさい医クラからみても「トンデモ」ではないですね。ただ、「難病対応をしたい」という志を持っていると、自然と東洋医学の素養も身に着けておこうと思われたのだ、ということだと思います。

東洋的なコンディションの把握の仕方とかソリューションとかの効果は、花風社的には神田橋先生、小田原の大先生、松島さん、などから教えてもらいましたよね。神田橋先生を知るまで私は、東洋医学には(ついでに言えば西洋医学にも)大して興味はなく、「葛根湯」くらいしか知りませんでした。よく風邪引くと葛根湯のめのめと母に言われていたのですが、別にのみませんでしたね。のまなくても治るし。ただ大根に蜂蜜いれたやつとか、ああいうのは咳止めに効いたなあ。

なのに東洋医学が、一部エビ踊りの人たちに疎んじられトンデモ扱いされているのが解せなかったのですが、あれはただの縄張り意識ですね。コロナを経てよくわかりました。

市井の人間である私たちは別に西洋医学と東洋医学の対立構造を受け入れる必要はないし、第一田中先生の中では両立しているし、あとは

・西洋医学しか受け付けない! と言っている人たちがどのような体調を維持しているか。
・東洋の知恵も取り入れている人たちがどのような体調を維持しているか。

を見守るのが参考になると思います。
そしてどうみても、東洋医学を排除していない人の方が体調がよさそうですね。

先日母に卵を届けに行ったとき、ああ、ナスも持ってきてあげればよかったなあ、と思いました。うちはナスも大量に来るのです。

そしたら母は、ナスは買ったばかりだと言っていました。
母曰く、ナスはヘタも食べたほうがいいんだそうですよ。

「とげとげあるじゃん」と言ったら、お味噌汁に煮込むんだそうです。歯茎の健康にいいんですって。

本当かどうかわかりませんが、昨日ジムでハロウィーンがあって、レッスンで仮装した皆さんにまざってちょこんと帽子をかぶせられた写真をSNSで見つけました。
87歳でエアロビとかに出ているので、皆さんにかわいがっていただいている&希望の星みたいな扱いをされているようです。

思えば母は養生の知恵をうるさいほど取り入れている人だったなあ、と今になって気づきます。それがうるさすぎて、逆に私は養生さえ取り入れないでやってきたのだけれど、少なくとも神田橋先生とかに出会ったとき、排除する志向はありませんでした。それがよかったかもしれないな。

ウコンとかもさんざんインチキ扱いされたけど、最近は腸の調整に役立っているという説もあるらしい。そして脳神経内科医の田中先生が解剖学的にみると、神経の経路を考えると腸脳相関はあるのが当然みたいなので、ガイドラインの奴隷みたいな人たちがトンデモトンデモ言っていたことがだんだん科学的に裏付けられてきましたね。
たんに医クラのくせに知識がないだけの話でした。

そうそう、療育整体もそうですよ。そのうち心あるクリニックでは「こういう段階の人には療育整体」という風に、薬ではなく療育整体を処方する時代が来るかもですよ。というか、田中先生と私が築こうとしているのはそういう時代です。

というわけで1月14日の松島眞一さんの講座ですが
前回以降の松島さんの学びも披露してもらうために
座学を中心の「発達の見立てに東洋の知恵を活かす」講座にしていただきたいと計画しています。

現地参加は15名ほど入れます。
実技もあるけど、座学が多くなります。
オンラインももちろん配信します。
後日配信もします。

私自身もとても楽しみにしていますよ。
募集は11月14日から始めます。

『発達障害治療革命! 脳神経内科医からの提言』は
こちらからお買い求めください。




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