治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
少しでもラクになる方法を考える場です。

よその国の死んだ天才

2010-08-07 08:08:15 | 日記
自閉っ子周辺の皆さんって
よその国の死んだ天才(ヴィトゲンシュタインとかアインシュタインとか)は容易に仲間扱いするのに(誰が診断したか知らないけど)
事件起こして簡易鑑定で「アスペルガー」という報道が出ると目くじら立てたり
支援の対象に組み入れなかったり
仲間かそうじゃないかの区別が恣意的なことがよくあるみたいよね。

よその国の死んだ天才はありがたがるのに
自分の国の生きてるASDの子が本書いたりすると
素直には喜ばないのね。

東田君のことだけどね。

よその子の発達凸凹は推定インチキなのかしら。
iPhoneとかiPadとかのアプリもどんどん増えているみたいなのに
それを活用するお子さんもどんどん出てくると思うけど、その人たちを
推定インチキにして全体の支援を遅らせるつもりかしら。

テクノロジーの発達で
これからいっぱい出てくると思うよ。
言語方面で、あるいはグラフィック方面で、才能発揮する自閉っ子。

それをいちいち偽者扱いするのかしら。

どっちでもいいじゃん。
自動的に偽者扱いするより
とりあえず本物と仮定しておけば?

よその国の死んだ天才ばかりじゃなくて
自分の国の生きてる天才(推定も含め)を寿げば?

写真はちゅん平と同郷の佐賀ムツゴロウキティ。

ちゅん平は文才はあるけど、空腹感は大人になるまでわからなかった。
そういう発達凸凹なんていくらでもありますよ。
それが自閉症スペクトラムじゃないのかしら。

それがわかんないのなら
理解のない一般社会と同じ程度の理解レベルだね。

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