治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
少しでもラクになる方法を考える場です。

「17歳の殺人者」という本を読みました

2014-11-22 12:21:29 | 日記





12月6日のお金を振り込んでいただいたけど券のお届け先がわからないTさんからまだご連絡がこないので心配しています。ezwebのアドレスの方です。
ブログをごらんになったらメールをお願いします。

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連休中はなんだかんだ忙しいので、本日のブログはFBに書いた読書録を転載します。
「17歳の殺人者」藤井誠二著 のとても簡単な感想です。

井手草平さんの「アスペルガー症候群の難題」に出てきた書名だったので、そして絶版だったので、心ならずも古本で取り寄せて読んだ。監禁コンクリート事件、やはり理解できないけど、思いのほか仲間意識や保身から生み出された行為であることはわかってちょっとびっくり。社会の中を生きる人間としての正義感より、身内の中でうまく立ち回ることを優先させるのは、ギョーカイに限らず、日本の方々で見られる病理。この少年たちにもそれは共通していてあの信じられない犯罪に至る。それと佐賀バスジャック事件。のちにアスペルガーの診断が出てる加害者はやはり、監禁コンクリート事件の加害者たちほどの仲間作りは無理で、単独の犯行。逆に言うとコンクリート事件みたいなの、自閉の人には無理かも。そこまで仲間に入れないかも。佐賀バスジャック事件の犠牲者遺族は肥前療養所を民事提訴していたのですね。私もよこはま発達クリニックへの訴訟をマジメに考えたし、被害者感情として理解できる。有害な特性に死んだふりする医療には、被害者は腹が立つんですよ。

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この訴訟はどうなったのかな? ご存じの方いらしたら教えてください。
いい先生もいるんですよ、肥前療養所には。ちゅん平の主治医の瀬口先生とかね。
瀬口先生がちゅん平を治していった課程は「30歳からの社会人デビュー」を読んでね。
インタビューもついてますよ。

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二桁勝ちました。


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