治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
少しでもラクになる方法を考える場です。

怒りの下にあったもの 花風社創立28周年&ハッタツ大戦から5年記念旅行のご報告 その2

2024-02-25 09:45:07 | 日記
2月17日に愛甲さんの会があり、その翌日法事で鎌倉へ。北鎌倉も車窓の小町通もそして精進落としで訪れた長谷も内外の観光客でいっぱいだったのをみて、私は思いつきました。

そうだ。西表島へのツアーも予約しておこう、と。
石垣島から船で西表島に行き、そこでジャングルクルーズしてマングローブの森を見る。それからバスで移動し由布島まで水牛車に乗って見学、また水牛車に乗って帰ってくる、というガイドツアーを二人分ネットで予約しておきました。

当日、8時に港に着き手続きをします。切符をもらって船に乗りました。そして西表島大原港へ向かいます。今日も天気は上々でした。
でも本来西表島は「水の島」。亜熱帯の島で雨も多い。ガイドのしまんちゅのおじいもこんないい天気は珍しいとおっしゃっていましたよ。

最近松島さんに教えてもらったところによると、私は一白水星という人らしいです。水と縁がありそうです。昔から水は好き。それで2019年のGW、ツイッターの垢けしをしてぼーっとしていたとき、テレビで見た「西表島は水の島」という番組を見て、即行くことを決めたのでした。

5年前のGW、色々あったなあ。ハッタツ大戦からの垢けし→なおそうはったつしょうがいどっとこむのドメインを取得→「治そう! 発達障害どっとこむ」のサイトを構想し、ウェブ業者さん複数に見積もりを依頼。その合間に、西表島への旅行も予約していたのでした。

その西表島に今日は二人で上陸。
早速遊覧船に乗り込みます。これで今日はマングローブの森を行くのです。

ふと、お尻を蹴られました。
どうやら後ろに足癖の悪い坊やが座っているようです。
とんとんとんとんと我々の背面や椅子を蹴ってきます。
「ほら、〇〇、やめて」とジジババに注意されています。
どうやらパパママはよそにいて、ジジババが船の中の坊やのお世話担当のよう。

私は後ろを向いて、坊やに直接話しかけました。
「けらないで」

ジジババは恐縮していましたが、ジジババは関係ありません。ジジババは蹴っていませんから。
蹴ってきたのは坊やですから、だから私は坊やに直接けらないでといったのです。
「人を蹴ってはいけません」とか主語を大きくする必要もない。ただ、私が蹴られるのは不快だから蹴るなといったのです。

その坊やにしても、きっとマングローブなんて面白いわけもなく、大人の都合で船に乗せられて、落ち着かなかったのでしょう。手足を動かすことは発達にも大事ですが、でもこちらは楽しみにしていた遊覧船の間中、けられるのはいやです。

発達障害者にストーカー行為されたとき、支援者に止めることはできませんでした。彼らは不要だった。今回もジジババは不要。
本人に働きかけるのが一番です。

一発でした。その後坊やが我々を蹴ることは二度とありませんでした。空を蹴っていたかもしれませんが、それはどうぞご自由にですわ。

というわけで、島のおじいガイドさんの詳しい説明で、マングローブの森を楽しみました。
「マングローブぅ?」みたいに船から木を見ることの何が楽しいかわかっていなかった夫も、西表島の大自然に感動したようでした。

船を下りてバスに乗って、水牛車乗り場へ。
その途中も色々島のことを説明してもらいます。
田んぼはすでに青く、稲が伸びている。亜熱帯のこの島では稲は二毛作で、5月末には一回目の稲刈りです。

水牛車に乗り、海を渡って由布島へ。
水牛の名前はみなみちゃん。女の子でした。車と我々合わせて1トンくらいあるということですから、苦労をかけました。

島に渡ってきれいなガーデンを楽しみ
水牛のRui君と記念写真。観光地でよくある、勝手に撮って売りつけるやつ。まんまと買わされました。まあいい記念ですし、ダウンロードもできるのです。
映った写真を見ると、Rui君はつまらなそうな顔をしていますが、「車引くよりはラクなんじゃないの」と夫は言っていました。たしかにそうです。
水牛たちは週に二日か三日休みみたいです。
ちやほやされていますが、しょせん家畜です。
鼻に縄つけられて、口枷勤務の医療従事者そっくりです。
医療従事者は自分たちも家畜なので、人を家畜化するのにためらいがありません。近づかない方がいい人たちです。

そして船でまた石垣島に戻りました。
八重山のきれいな海を見ながら。
夫にとって、思っていたよりずっと楽しいガイドツアーだったようで、いいツアーだったと喜んでいました。
二人で西表島に行きたい、というのは私の勝手な5年前のリベンジでしたが、喜んでもらえてよかったなあと思いました。




それから八重山そばを食べ、着替えて、レンタサイクル屋さんに。
マウンテンバイクの貸し出しをしているというのです。
マウンテンバイクに乗るのは初めてでしたが、楽しい乗り物でした。海沿いの道を走っているとしばしば舗装が途切れたりしますが、安定感あって怖くありません。
どっかの岬まで行きました。
そして戻ってきました。往復21キロくらいだったそうです。



ああ、思い切り遊んだ一日でした。
短いけれど、いい休暇でした。身体を思い切り動かせたからだと思います。
三泊くらいしたいなあと思っていましたが
来てみれば二泊で十分でした。
明日はもう帰ります。

ふと気づいたこと。
ここでは日本語しか聞こえません。
よくインバウンドが増えたとか、日本人がもう価格的に追い出されているスキーリゾートとかの話が行き交っています。
そして先日鎌倉で見た光景の中にも、たくさんの外国人旅行者がいました。

でも石垣島は、日本人旅行者が主力でした。
島のおじいガイドも、もちろん多言語対応はしていませんでした。
それでいて船が着くたびに旅客がどどっと下りてきて、自転車を借りたり、船に乗ったり、水牛車に乗ったり、グラスボートに乗ったりしています。
どう見ても日本人が日本円を盛大に使って遊んでいるのです。

同日、日経平均株価が34年ぶりに最高値を更新しました。
実体と乖離している、という街の声などもありましたが
34年前、私は20代だったので、もちろん今の方が経済的に余裕があります。
当時20代でしたが、有価証券もちょろっと持っていました。でも会社を作るときにすべて売却→総動員し、その後の相場には巻き込まれませんでした。そのかわり会社経営に苦心してきたわけです。
「花風社、潰れろ、潰れろ」と公金チューチュー勢に言われながら28周年を迎えたわけです。

ていうかバブルの頃は沖縄旅行なんてものすごく高くて無理だったと思います。
その後、何もかも安くなって、その恩恵で出かけてこられるようになった面もあります。
デフレとコロナ禍が国内旅行のアクセスを高めた面も確実にあると思います。
バブルの頃と比べて~という決まり文句は多いですが、そんなに単純に比べられるもんでもないと思います。

日本人が米国株に投資して円安になっている、なんていう人もいますが
衰退国で安くて世界一便利なインフラを享受しながら経済成長する国の成長を分けてもらうのは、なかなか賢い選択かもしれないと思います。
安くて安全だからここから離れない。
成長は成長している国の果実を分けてもらう。
でもこれはいつまでも続かないから先の長い若い人は考えた方がいいよ。
せめて発達障害は治そう。国の衰退の大きな原因である医療福祉への依存を減少させよう。そのための知見は提供するよ。
そういう生き方もありだと思っています。

とにかく私が見た石垣島で遊んでいる主力は日本人でした。
横浜で遊んでいる主力も日本人です。
鎌倉はたしかに外国人が多かったけど、もちろん日本人も多く、国民性のせいか日本人のせいかみぎれいで、みじめな姿には見えません。
バブル越えに実体がないものなのか
自分で考える必要がありそうです。
発達障害が治るか治らないかもそうなのですが。

ともかく治る治らないで5年前論争が起き
医療従事者たちがその卑怯な本性をさらし
コロナ禍で彼らがなぜあれほど卑怯なのかがわかり
すっきりと説明がついて
なるべく医療を使わない人として
私は老後を迎えようと心がけているわけです。

国民皆保険のもと、医療を使わなくても社会保険料を払わされる制度には腹が立ちます。
そして国民皆保険がまさに
「発達障害は治りません!」と言い放ち、治そうとする親御さんたちをカルト信者呼ばわりした鬼畜医療従事者軍団を育てた悪魔的制度だと思います。
医療従事者のくせに治らないと言い張り、治そうとする人を罵倒する。この医療従事者たちの腐った性根は
「治さなくても公金チューチューできる」制度に基づいています。
あのとき主導者になった凡STは、仙台広南病院勤務。高齢者の病院、つまり給料の九割が公金チューチューです。
それでいて治らないと言い張り、治したい親心をバカにする。
衰退国日本には、こういうごくつぶしを飼っておく余裕はもうありません。

それでも決まり事だから払います。
払うもの払ってしまえば
その他のお金は、どう使おうと私の自由です。
私は健康を維持するために
三割負担の医療ではなく
十割負担のアクティビティや自分でできる養生を心がけ
今後年を取っていっても、なるべく社保加入者に迷惑をかけないようにしている、というわけです。


続く

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