治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
少しでもラクになる方法を考える場です。

一生治りませんトークにさらされる前に

2015-01-11 09:20:10 | 日記
昨日は横浜市の某区役所子ども家庭支援課主催でニキさんの講演会でした。行政が地域住民優先で無料で行う講演会です。
私は付き添い+販売でくっついていきました。
現場でニキさんから、話がループしたときに突っ込んでほしいというオファーがありましたので、販売デスクを前方に設けていただき、マイクを一本もらい、ニキさんの話がループし始めたときと聴衆の皆さんが置いてかれてそうなときにちょこっと介入しました。
ニキさんは先着一名様なので、聴衆の空気を読みながらは難しいそうです。そりゃそうだ。

事前に本とニトロレターをお送りしていたのですが、当日の配布物にニトロレターは入っていませんでした。山にして積んであって、読みたい人はどうぞ的な扱いでした。
ので
配布物に入れてくださいとお願いしました。せっかく人数分あるのだから、と。
お堅い主催者の場でニトロレターを配布するという傍若無人な行為に及んだのには理由があります。
お客様のほとんどは保護者の方。治ると困る支援者はいますが治ると困る保護者はめったにいません。
ですからひんしゅく覚悟でニトロレターを配っていただきました。これもね、「愛されるワタシ」が目標の人はできないでしょう。私の目標は私の幸せではないのでできるのです。叱られてもひんしゅく買っても私一人ならいいじゃないですか。治る人が増えた方がいい。

ニキさんの講演は新切り口で面白かったですよ。
でもやはりここに書くことはしませんが。ニキさんご自身がそのあたりコントロールされたい方なので。

まあそんなこんなで終わって書籍販売が始まると
売り場にばっと向かってきた皆さんが手に取られるのは神田橋先生の本と黄色い本。そうですよね。皆さん治りたいんです。ラクにしてあげたいんです、苦しそうなお子さんを。
区役所の講演会、とかでは赤い本や俺ルールも売れます。まだ情報探しはじめたばかりの方もたくさんいらっしゃいますのでね。
もちろん「10年目」も完売。

ギョーカイの「一生治りません」トークにさらされる前に、神田橋先生や栗本さんの実践に触れ、ニキさんの本で異文化を知ることのできた某区民の皆さんは幸せだと私は思います。
ご静聴、お買い上げ、ありがとうございました。

そのまんまニキさんを横浜駅(工事中)某所まで送っていきました。
デパ地下でおかずを買って帰りました。
たまにはこういう贅沢もいいでしょう。

今日から初場所ですが、今日は栗本さんの研修会の見張り+本売り でこれから出かけます。ほめて。
帰って録画相撲部になるでしょう。
最初に栗本さんの実践を見学させていただいた施設、つまり黄色い本のきっかけを作ってくださった恩人の施設です。そこで凱旋公演?みたいなのをやるみたいです。えらくなったもんです。
でもこの施設は栗本さんをきっかけに花風社の本に目覚めてくださり、大人買いもしてくださっています。ありがたいです。
もし現場の方たちとしゃべる機会があれば、栗本さんが実はただの体操おっさんではなかったことをお話ししようと思います。花風社と花風社の読者にとってはミッシングリンクだったのだと。
一応ニトロレターは持っていきます。

行ってきます!


最新の画像もっと見る