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しかし、ものの本を読んでいると
自閉っ子には「営業」が向かない職業ということになっている。
そうですかね?
だいたいそう主張している人は、福祉畑や教育畑や大学の先生とかで
営業部に所属したこともないような人たちなんだが。
「営業」の実態を知って言っているのかね?
私は一応前職では「営業部」の名刺を持って歩いていたし
(「著作権」を売っていた)
この出版不況の中、個人資本の零細出版社を15年つぶさなかったのでちょっとは言う権利があると思うのだが
はっきり言って「営業」って概念は幅広いですよ。
別に「ばりばりやりて」の営業マンだけがいい営業じゃありません。
客にへいこらするだけがいい営業マンじゃありません。
営業っていうのはつきつめれば次のうちの二つのどっちかを行うこと。
1 自分の売りたいものを買いたい人の群れを見つける
2 ある群れの人々が買いたがっているものをもっていって見せる
これだけ。
自閉っ子にできないとは私には思えないんだが。
顧客へのアプローチの仕方はそれぞれの自由。
ばりばりやりて風味もあれば
こつこつ誠実型もあり。
最近はやっているのはホスト風。
こっちがおばさんになったせいか、若い男性営業マンにホストっぽいしなしな営業をされるようになった。
(稀勢の里をイケメンだと思っている私にはものすごく逆効果なのだが。)
だいたいニキさんや藤家さんが
花風社に企画を持ち込んだの、あれ営業じゃなかったんですかね?
ただ漠然と「本を出したい」だけじゃなく
ちゃんと形になった原稿を送る。そして自分の文章力を保障する。
それだけでも「営業」ですけど。
「自閉症の人には営業が向かない」って初めから決め付けている人たちは
あんまり営業したりされたりの経験がないんじゃないかしらね。
だからメディアとかで受けるイメージ
営業=24時間働けますか系のやり手サラリーマン とか
営業=生保のおばちゃん
とかの紋切り型のイメージで語っているんじゃないですかね?
営業=客に平身低頭
が唯一のストラテジーだと思ってるんじゃないですかね?
だとしたら、ちょっと狭すぎ。
先日お会いしたPDD児のママが言っていた。
「支援級にいるけど、学校の先生は将来つける職業についてとても狭いイメージしか持っていない。
それを提示されても、ぴんとこないし、夢がもてない」
「気にすることないよ。
たいしてわからずに言っているだけだから」って私は言ってあげた。
これから消費者の志向はセグメント化され
おたっきーなASD風味の営業マンっていうのは生きる道があるかもしれません。
私はソムリエなんかと話していて
「フレーバー入っているなあ」なんて思うこともあるもんね。
「どこどこの斜面でどれくらいの日当たりでとれたブドウを」とかとうとうと語るの聞いているとね。
ワインが好きで好きで、生産現場まで出かけて、シャトーに住み込みで働いたりしたそうですよ。
味覚は鋭いんでしょうね。
もしかしたらこのソムリエさんのママは、小さい頃、偏食に悩んだかもね。
世間の狭い支援者の言うことなんか気にしないで
見聞を広げましょう。
そして社会のどこに居場所があるか、見つけましょう。
きっとあるはずです。
私だって、自分がやってみるまで
「外国の著作権の営業」なんて仕事あると思ってなかったもん。
まあ当時も日本に30人くらいしかいなかったけどね。小さいマーケットだし。
本当に面白い仕事でしたよ。
3年半だけど、私は全身全霊で打ち込んだ。
海外のブックフェアにもたくさん出かけて
小さくても個性のある出版社の経営者たちと話をした。
「いいなあ、こういうの」って思った。
それが今につながっています。
自閉っ子には「営業」が向かない職業ということになっている。
そうですかね?
だいたいそう主張している人は、福祉畑や教育畑や大学の先生とかで
営業部に所属したこともないような人たちなんだが。
「営業」の実態を知って言っているのかね?
私は一応前職では「営業部」の名刺を持って歩いていたし
(「著作権」を売っていた)
この出版不況の中、個人資本の零細出版社を15年つぶさなかったのでちょっとは言う権利があると思うのだが
はっきり言って「営業」って概念は幅広いですよ。
別に「ばりばりやりて」の営業マンだけがいい営業じゃありません。
客にへいこらするだけがいい営業マンじゃありません。
営業っていうのはつきつめれば次のうちの二つのどっちかを行うこと。
1 自分の売りたいものを買いたい人の群れを見つける
2 ある群れの人々が買いたがっているものをもっていって見せる
これだけ。
自閉っ子にできないとは私には思えないんだが。
顧客へのアプローチの仕方はそれぞれの自由。
ばりばりやりて風味もあれば
こつこつ誠実型もあり。
最近はやっているのはホスト風。
こっちがおばさんになったせいか、若い男性営業マンにホストっぽいしなしな営業をされるようになった。
(稀勢の里をイケメンだと思っている私にはものすごく逆効果なのだが。)
だいたいニキさんや藤家さんが
花風社に企画を持ち込んだの、あれ営業じゃなかったんですかね?
ただ漠然と「本を出したい」だけじゃなく
ちゃんと形になった原稿を送る。そして自分の文章力を保障する。
それだけでも「営業」ですけど。
「自閉症の人には営業が向かない」って初めから決め付けている人たちは
あんまり営業したりされたりの経験がないんじゃないかしらね。
だからメディアとかで受けるイメージ
営業=24時間働けますか系のやり手サラリーマン とか
営業=生保のおばちゃん
とかの紋切り型のイメージで語っているんじゃないですかね?
営業=客に平身低頭
が唯一のストラテジーだと思ってるんじゃないですかね?
だとしたら、ちょっと狭すぎ。
先日お会いしたPDD児のママが言っていた。
「支援級にいるけど、学校の先生は将来つける職業についてとても狭いイメージしか持っていない。
それを提示されても、ぴんとこないし、夢がもてない」
「気にすることないよ。
たいしてわからずに言っているだけだから」って私は言ってあげた。
これから消費者の志向はセグメント化され
おたっきーなASD風味の営業マンっていうのは生きる道があるかもしれません。
私はソムリエなんかと話していて
「フレーバー入っているなあ」なんて思うこともあるもんね。
「どこどこの斜面でどれくらいの日当たりでとれたブドウを」とかとうとうと語るの聞いているとね。
ワインが好きで好きで、生産現場まで出かけて、シャトーに住み込みで働いたりしたそうですよ。
味覚は鋭いんでしょうね。
もしかしたらこのソムリエさんのママは、小さい頃、偏食に悩んだかもね。
世間の狭い支援者の言うことなんか気にしないで
見聞を広げましょう。
そして社会のどこに居場所があるか、見つけましょう。
きっとあるはずです。
私だって、自分がやってみるまで
「外国の著作権の営業」なんて仕事あると思ってなかったもん。
まあ当時も日本に30人くらいしかいなかったけどね。小さいマーケットだし。
本当に面白い仕事でしたよ。
3年半だけど、私は全身全霊で打ち込んだ。
海外のブックフェアにもたくさん出かけて
小さくても個性のある出版社の経営者たちと話をした。
「いいなあ、こういうの」って思った。
それが今につながっています。