治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
少しでもラクになる方法を考える場です。

十分の一の不惜身命

2010-02-02 09:06:00 | 日記
貴乃花親方の当選にはややびっくりしたが
思い直した。

そういう星のもとに生まれた人だ。

いい意味での原理主義者。
こういう時代には、必要なのかもしれない。
今って変革期だけど
同時に「原点に立ち戻る」時期でもあると思うから。

とは言っても十人のうちの一人。
これからも順風満帆ではないだろう。

きっと思うようにいかない局面も多いだろう。

だからって、やらないよりはやったほうがいい。

こういうときに水を差す発言をする人が必ずいる。

私はそういうの、全部スルーします。

頑張れる人には頑張れない人の気持ちがわからない。これはたしかにほんと。

でもね
頑張れない人には頑張れる人の気持ちがわからないんだよ。
ちっとも無理していないことに。
頑張れる人には「頑張らない状態を続ける」ことがいかにつらいかということに。

先日あるASDの方からお持込を受けた。
とても頑張る人だ。
主治医の先生も「頑張っている姿を見せたいから出してほしい」とおっしゃった。

「あのね先生
世の中には頑張る人が嫌いな人がいます。
本になったらあれこれ言われるかもしれません。
それを覚悟できますか?」
そうお話した。

まあとにかく、角界も(そしてどこもかしこも)
いいほうに変わることを心から祈ります。

お布団を持って自宅から階下の部屋に弟子入りしたあの少年が平成の大横綱になって、一代年寄になって
理事になった。
私も年を取るはずです。

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