治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
少しでもラクになる方法を考える場です。

四年前の神田橋語録

2020-03-21 08:04:22 | 日記
さて、ブルーさんのアンチ考察真っ最中ではありますが、本日朝FBから四年前の思い出が送られてきて、これを皆さんに届けたかったのでこちらに記録しておきます。
2016年3月21日の神田橋語録です。

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今日の神田橋語録。

その一

対談本について。
「実に読みやすい。臨場感がある」
「好きな人は好きですけど、嫌いな人はいますよ」
「評論家みたいに斜に構えて読みたい人はわかりにくいと思うだろうね。自分の問題として考える人には読みやすい」

ああだから花風社クラスタは治るのね、と思いました。

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解説
対談本を読みやすく感じる人は「自分の問題として読んでいる人」。
読みにくく感じる人は「斜に構えている人」。
この時点で花風社愛読者には「治る」方向にフィルターがかかっているし、逆に「対談本、読みにくい」という「専門家」(含自称)は避けた方がよいということです。

神田橋語録に続きます。
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その二
身体アプローチについて

「治っちゃうんだから仕方ないと開き直る手もある。信じない人は信じなくていい」
「そうですね(心の声 先生それおまゆう)」
「身体アプローチの副作用はただ一つ」
「なんですか?」
「教祖と信者になりやすい」
「そうですね(心の声 先生それもおまゆう)」

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これを聴いたとき私は安心したんです。
「栗本さんは教祖キャラじゃないから教祖と信者にならないから安心だ」と。
だって身体アプローチを実践しているのは栗本さんですからね。
私はその本を出しているだけ。
私がなぜその本を出したか。
それは『NEURO』の冒頭漫画に描いたあの四つを解決できるのが身体アプローチだったからです。
でもそれだけじゃありませんでしたね。
身体アプローチは他にも解決したことがあります。
大きく分けて二つあります。
一つは学習能力を上げる。
もう一つは不安を和らげる。
これはうれしい余得でした。
そして本を読んでいない人にとっては私が教祖に見えるんでしょうけど、そうじゃないんですね。
私は「治ったらいいな」と思った人です。

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その三
様々な身体アプローチの著者を出すことについて

「みんな発達段階が違うからどのひとの実践で治るかは人それぞれ。だからいろいろな著者の本を出す価値がある」

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この点で灰谷さんは大きく寄与しました。
なぜか?
学習方面での効果が素晴らしかったからです。

ではでは。

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