泥舟から降りただけ

さて、前原氏の件。
現政権では貴重なタカ派として、私は支持していました。

だからこそ、たかが２０万円ではなく
まずいなあと思っていました。

大臣なんだし。
ていうか外務大臣なんだし。

隣国との間というのは、たとえ友好的なときであれ、つねに緊張をはらんでいるもの。
ましてや韓国との間には領土問題も存在します。
近所の仲良しのおばちゃんとはいえ、立場を考えると
やはりそうした国の人からの献金はまずいでしょう。

外交って利害のぶつかりあいですから
私たちが在日・滞日外国人と仲良くするとか
そういうレベルとは全然話が違う。

だからこそ、すっぱり辞任は支持します。
おそらく私はこれからも、前原氏をある程度支持するだろうと思います。
できたら、政界再編して、その後に。

まあ見ようによっては泥舟から降りただけなので
失うものは少なかったかもしれませんけど。

日本の外務大臣は、たとえ２０万円であれ、外国人からの利益供与には応じない。

それをきっぱり世界に示せただけでもよかったと思います。

と言っている間に予備校生が身柄拘束されたまま送検されたようですが

おそらく私が望んでいるのって
規則を破ってしまったときにはしかるべき責任をさっさと取り
そしてみんなはそれをさっさと忘れて本人の立ち直りを応援する。

そういう社会なのだと思います。

罰すること自体が厳しすぎるという人たちとは決定的に違うのはそこ。

私も舟を降りるときが来ましたかね。
泥舟ではなくてもね。

降りるタイミングについては
この本に書きましたけどね。