胸いっぱいサミット! 2016年5月28日
27:00~ 青山さんの解説です。
オバマ大統領のノーベル平和賞受賞のきっかけとなったプラハ演説では
「道義的責任」という言葉がありました。
プラハで「道義的責任」と言うのと被爆者の前で言うのでは受け止め方が全く違い
被爆者の前だと謝罪したのと同じぐらい重い言葉になります。
しかし、青山さんや安倍首相、外務省が米側に
この「道義的責任」という言葉を被爆者の前でも言って欲しいと、交渉したようです。
5分の予定が17分と長い演説になりましたが
最後の最後にstart of our own moral awakening
「道義的目覚めの始まり」という言葉を使って演説を締めくくりました。
これは遠回しの表現で「謝罪」の意味も入っているのだとか。
昨日中継で演説を聞いたとき、所々に弁解じみた言葉があり私は少しガッカリしましたが
最後の最後に重要な言葉で締めくくっていたんですね。
『オバマ大統領は日米地位協定の改定には否定的な見方を示した』
とNHKでは報道されたが
実際は安倍さんがオバマ氏に
『日米地位協定については日米地位協定の在るべき姿を不断に追及する』と言い、
オバマ氏は
『日米地位協定はどんな形であっても日本の司法に邪魔しない』と答えた。との事です。
よく言われる事に(翁長知事がいつも言っていますが)
『米軍専用基地の7割が沖縄に集中している』と沖縄負担が大きいと強調されますが
実際自衛隊と共用している基地が多いので沖縄の米軍基地は約2割です。
保守層の方はずっと前からご存じだと思いますが、
テレビでは「7割」がいつも強調されていて、まさに誘導報道です。
米軍基地は今後どうしたらいいかの質問で
縮小撤退、現状維持、分散の選択肢があり、青山さんは「分散」と言われていますが
私は現状維持と縮小を支持します。
デーブさんが言われていたように既に縮小の方向で話が進められていますし
実際、普天間基地が辺野古に移設されれば(480ha→205ha)と縮小されます。
他にも縮小の方向で返還されている用地もあります。
現状維持といっても実際は少しずつ縮小されているのです。
撤退はとんでもない、フィリピンが良い例です。
関西に住む者にとっては青山さんの「アンカー」という毎週水曜の番組で
ニュースについて色々な見方や解説を聞いて勉強しました。
その「アンカー」が別の平凡な番組に代わって、1年ちょっと。
この1年、安保法案についての議論がありました。
シールズの出現もありました。
青山さんの意見全てに賛同しませんが、もし「アンカー」があれば
安保法制についてどんな解説を聞けただろう。などと思ってしまいます。
青山さんの解説を毎週聞けていたら、安保法制ももっと多くの国民に受け入れられたのでは?
と何度思ったことでしょう。
勿論関西テレビの番組ですから、安保法制反対が多そうな東京の人たちには影響がないでしょうが
それでも関西以外の方でも動画で観る人も多いと思います。
青山さんも多忙な方ですから、毎週関西というのもキツイと思います。
出来たら近大での講義の時に合わせてテレビ出演をと思ったりもしたこともあります。
でも、このささやかな希望も叶うことなく今に至っていますが
このバラエティ色が強い「胸いっぱいサミット」で我慢するしかなさそうです。
(今日は遙洋子さんが出演していなくてよかったです)
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