オバマ米大統領は27日午後、米国の現職大統領として初めて、被爆地・広島を訪問した。
安倍首相が同行した。
オバマ氏はまず、平和記念公園内の広島平和記念資料館(原爆資料館)を視察した。続いて、被爆者らが見守る中、原爆死没者慰霊碑に献花した。
オバマ氏はその後、所感を表明し、「十数万人が犠牲になった原爆の惨劇に思いをはせるために広島を訪れた」と述べた。また、第2次世界大戦で敵国同士だった日米が同盟関係や友情を深めたことに言及したほか、「核兵器のない世界」に向けた取り組みを続ける必要性を強調した。
オバマ氏はさらに、日本原水爆被害者団体協議会(被団協)の代表委員、坪井直さんら被爆者らに歩み寄って握手し、言葉を交わした。
オバマ氏は2009年11月に初来日した際、広島訪問について「将来できたら非常に名誉だ」と意欲を示した。ただ、米国では、原爆投下について、「日本本土での戦闘が回避され、日米両国の多くの人命が救われた」として正当化する意見が根強く、これまで訪問を見送ってきた。
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オバマ大統領が現職の米大統領として初めて広島平和公園を訪れ
原爆死没者慰霊碑に献花しました。
その後、安倍首相も献花し、
オバマ大統領のスピーチに続き、安倍首相のスピーチも。
オバマ大統領の広島訪問は戦後71年の歴史的で意味のあるものでしたが
沿道の市民の方々の歓迎の姿を見るにつけ、複雑な思いもしました。
少なくとも沿道の方々は原爆投下についてはもう根に持つことなく、
謝罪を求めていない様子でした。
両首脳のスピーチを聞いての私の印象ですが
米国人の心の中には原爆投下を正当化したい気持ちがまだまだあるようで
オバマ大統領のスピーチは何というか言い訳じみた言葉がところどころにあり
残念でした。
それに対し、安倍首相のスピーチは素晴らしいものでした。
未来志向で、平和を願う強い気持ちが感じられました。
これは第一印象ですから、スピーチの全文を読めば、また違った印象かもしれませんし
オバマ大統領のスピーチで聞き逃した部分もあるかもわかりません。
ただ、安倍首相のスピーチは多くの人たちの心に強く訴えられたものだったのは確かです。
両首脳のスピーチの全文を読み、また色々なことを考えたいと思います。