
国分太一さんの問題。
コンプライアンス違反の行為を複数回していた為、無期限停止処分を日本テレビ社長が昨日発表しました。
フジテレビの二の舞を避けたかったのか、記者会見での社長の発言は歯切れが悪く、
詳細を知りたい記者や視聴者の期待を裏切るもので、多くの人はガッカリしたと思います。
ただあの会見でわかった事は関係者、被害を受けた人に気を遣っていた事です。
少しでも話すと誹謗中傷の標的になったり、今後の仕事に影響する事が充分考えられます。
とは言え国分さんのパワハラやセクハラは業界では有名らしく、意外に思った人は少なかったとか。
ところがテレビやコンサートでしか国分さんの事を知らない一般人にとって「まさかあの国分さんが?」と思うほど。
それは某知事でも言える事。
あのきちんとお辞儀する知事がパワハラとは信じられない人がいた事は確かです。
しかし初動の誤りで未だに誹謗中傷を受けている人、更には職場のみならず県民も二分される程の混乱が続いているのです。
国分さんは中学生の頃から30年以上芸能界にいた様ですから、パワハラもセクハラも身近で見たり、実際標的にされた事もあるでしょう。
つまりハラスメントに対する感覚がアップデートしていないのです。
仕事ができない人は叱られて当たり前、叱られたくなければ「しっかりしろよ!」と叱責するのも当たり前。
時には度を超え、周りの人たちを震えさせ、そしてその異常さに、これではいけないと思う人が出て来ても当たり前だったのではと思うのです。
もしかしたら日本テレビ内の通報窓口に相談があったのかもわかりません。
そして日本テレビでは告発者を守る仕組みが出来、担当者や弁護士により調査があり、本人にも確認したのではと思うのです。
つまり日本テレビでは通報窓口やコンプライアンスに関する法律等充分理解し機能していたのでしょう。
今回の問題を機会にハラスメントに対する認識が広まり、未だに旧態依然とした古い考えの人たちがアップデートしてくれる事を期待したいです。