【台北=田中靖人】台湾の馬英九政権が沖ノ鳥島周辺の排他的経済水域(EEZ)を認めず、漁船保護を名目に巡視船など3隻を派遣している問題で、台湾各紙は8日付で、巡視船団が7日夕、同島沖で日本の海上保安庁の巡視船4隻と遭遇したと報じた。
双方は7日午後4(日本時間同5)時、沖ノ鳥島の南南西140カイリ(約250キロ)のEEZ内で遭遇。日本側が3〜8カイリ(約6〜15キロ)の距離を取って追尾しており、衝突などは起きていないという。
聯合報は、海岸巡防署(海上保安庁に相当)の担当者の話として、沖ノ鳥島の200カイリ内で7日に航行または作業をしていた台湾漁船は4隻としている。
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先月25日に沖ノ鳥島EEZ内に台湾漁船1隻が侵入し、日本の巡視船に拿捕されました。
その後、保釈金600万円で釈放されたようですが、
この拿捕について馬総統が反発し、巡視船を沖ノ鳥島近海に派遣したという報道がありましたが
一昨日、7日に日本の巡視船と遭遇したようです。
やはり相手が漁船と違い、巡視船同士だと慎重にならざるを得ないのでしょう。
ですから暫くはお互い睨み合いというところでしょうか。
ただEEZ内に進入した台湾漁船を拿捕するなら、
なぜ一昨年の小笠原近海のサンゴ事件では中国漁船を拿捕しなかったのでしょう。
高価なサンゴを根こそぎ盗られ、海底の自然も大きく破壊されました。
それでも拿捕したのはほんの少数。
こんな及び腰の日本でしたから、あれだけの漁船団が日本近海に来たと考えられます。
それはなぜなのか。
台湾と中国に対する日本の態度の違いはどこから来るのか。
相手が何をするか予測不能な国ということと、
軍事力の違いがあると思います。
どの国も有事に発展する事を回避したいと思うのが普通です。
という事は抑止力はなにか、
国土を守り、資源を守り、そして国民を守る為にはどうすべきか
自ずとわかってきます。
また、相手(日本)が殆ど何もしないから安心してサンゴを根こそぎ盗って行ったのです。
反撃しないから、好き放題する・・・・。
そりゃあ、そうでしょう。
当然です。
この当たり前の論理が憲法の話となると、なぜ通用しないのでしょう。
憲法9条があるから平和だと思い込んでいる人達、
もっと冷静になって考えてみて欲しいです。
抑止力って何のか、本当に現行憲法でこの国を守れるのかを考えて欲しいです。
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