
拉致被害者の精神状態(R6.11.25)
令和6年11月25日月曜日「荒木和博のショートメッセージ」第1676号。横田めぐみさんの情報ではいくつか精神病院に入院してというのがありました。北朝鮮からもそう伝えられました。確かに無理やり北朝鮮という異常な体制の国に連れてこられて家族とも会えないという状態で精神が不安定になるのは当然です。そしてそれは横田めぐみさんだけのものではなかったはずです。
中学1年生、13歳の時に拉致された横田めぐみさん。
あの蓮池薫さん達5人の帰国時、横田めぐみさんを含む8人死亡が伝えられ、
帰国できた人と出来なかった人との家族で明暗を分ける残酷な結果でした。
しかし気丈でしっかりとしていた横田早紀江さん。
死亡したなんて信じないとキッパリ言っていた事を覚えています。
北朝鮮の言い分は横田めぐみさんは精神病院に入院した、そして松の木にロープを繋げて首つり自殺をしたとも。
しかし返還された遺骨は別人だった。。。。
もうこれだけで北朝鮮の言う事は信用できないとなったのです。
また万景峰号に乗れば日本に帰れると、夜の港へと彷徨ったとの話も聞いた事もあります。
13歳。。。中学1年生に両親や弟から引き離され、言葉の分からない国へ無理やり連れて行かれたのです。
たったひとりで。 小さな船の暗い船底に閉じ込められて。
13歳での拉致と聞けば寺越武志さんの事を思い出します。
寺越さんは中学入学後の5月に叔父さん達と漁に出て拉致されています。
北朝鮮の言い分は事故に遭った漁船を助けたという事ですが、ほぼ拉致されたのは間違いありません。
めぐみさんと同じ13歳での拉致ですが、違いは寺越さんは叔父二人と一緒だった事です。
これだけでも心強かったと思います。
その後、母親の友枝さんは何度か訪朝し同行した父親はそのまま北朝鮮に残っています。
また武志さんは朝鮮労働党の幹部となり来日しています。
それは蓮池さんらの帰国の12日前の一時帰国でしたが何らかの北朝鮮の思惑があったのでしょうか。
横田めぐみさんと寺越武志さん。
時代は違えど、2人とも中学1年生の時に拉致されました。
横田めぐみさんは金ファミリーの事情を知り過ぎたから帰国させてもらえないと言われています。
片や寺越武志さんは北朝鮮に骨をうずめる覚悟の様です。
北朝鮮という閉鎖的で貧しく独裁国家に拉致された日本人たち。
これを異常と思わないのか、日本政府は真剣に取り戻そうとの気持ちは希薄だと感じます。
自分の子供、親兄弟が拉致されていたらもっと真剣になる筈です。
要するに他人事なのです。
多くの拉致被害者は密告に恐れ、食べ物や薬も満足にない国でひもじい思いをしているのです。
之から北朝鮮は極寒の冬を迎えます。
恐らく十分な暖房もなく、冬特有の感染症が流行する季節にもなります。
そんな被害者の生活を想像できますか。
本当に取り戻す気があるならそれなりの行動を取るでしょう。
政府には真剣に取り戻す意思を示して欲しいです。
子供に罪がないと、朝鮮学校に補助を出す様な自治体でいいのかです。
拉致に関係している可能性が強い朝鮮総連をこのままにしてもいいのかです。
朝鮮大学校の職員、関係者はスパイ活動をしている疑いもあります。
政府はもっと真剣に取り組んでもらいたいです。
北朝鮮は脅さないと動きません。
悪の枢軸と名指しで非難された時。
斬首作戦が噂された時。
金正日が、金正恩がそれぞれ自分の命が脅かされ始めて動きます。
ですから日米合同で朝鮮半島東岸での軍事訓練をし、いつでも攻められるとの姿勢を見せつける事も一案です。
他力本願ではありますが、トランプ大統領も力になってくれるのではと期待したいです。
チャンスがあれば、利用しそして動いてもらいたいです。
総理や拉致担当大臣は自分の家族が拉致されていると思って強い意思を持って欲しいです。
石破さんでは期待薄ですが、それでも何とか拉致問題を動かし、一日も早い帰国を願っています。