
【高橋洋一】※もう我慢できません…コメが街から消えた本当の理由…消えた備蓄米はどこへ?備蓄米を放出しても価格が下がらない真相と解決策をお話します
◎米不足とコメ価格上昇の原因は?
●備蓄米放出が小出しにしている。(21万トン)
●放出した21万トンを今年収穫したコメで補う。
今年秋の収穫量がその分だけ減る。⇒ またコメ不足になる?
そもそも備蓄米はいざと言う時に放出する米 ⇒ 今がいざと言う時。
◎21万トンの9割以上がJAが落札
改善策:JAを分割するか農家をまとめる。
買い手独占と供給独占?
●現在は超過需要 ⇒ 価格上昇
●減反政策 ⇒ 供給は下がっている
では需要は? 農水省は減っていると言っているが・・・・
昔はコメ余りで、古米や古々米がザラでした。その結果の減反政策だったのです。
あと調整米もありましたが、あれは古米と古々米をミックスしていたのではと思います。
なにせマズかったですから。
インバウンドのお陰か外国人にも日本のお米の良さ、美味しさが分かってもらっているので
米が余っても輸出をすればいいのです。
そして食糧難の国に支援米として送ればいいのです。
国際社会でより多くの味方を作っておけば「困った時はお互い様」です。
とはいえ、昨年今年は米不足なのに石破政権は海外に送っていますが、
まずは国民です。石破首相が外面がいいのか、国民第一の精神を忘れています。
国民を蔑ろにしてどうするのかと言いたくなります。
◎50万トン以上放出⇒価格は下がる 今の倍以上ですね。
※備蓄米は100万トンある ⇒ 50万~70万放出すれば値段が下がる。
◎農家の高齢化が問題になっていて、今後もどんどん高齢化に。
効率よい農業と若い人が就農するには農業が魅力的になり、
重労働との印象を払拭する為に大規模化と機械化でしょう。
アメリカの大規模農場を見ればよく分かります。
しかし農機具の高いこと。
それでもJAは農機具を売って儲けたい。
そこで農家に借金をさせ、金融でもJAは儲けようとしているのです。
もう負のスパイラルです。
高齢化で農業を辞め、その結果の放棄農地が増え、雑草だらけの田んぼも見かけます。
更には重労働の農業を嫌がる若者も増えています。
そもそも専業は無理ですし、兼業をするぐらいなら廃農でしょう。
それだけ農業は重労働です。
放棄農地解消と若者就労の為にはやはり大規模化と機械化でしょう。
小規模農地を大規模にする法人化に辿り着きます。
地方に若者を呼び込み、都会への一極集中を解消する事にもなります。
もう一石二鳥、いいえ一石三鳥にもなり得ます。
今までのやり過ぎた減反政策の反省から、農業の大変革に繋がって欲しい。
食料自給率を上げる為にも従来の農業の見直しの時期ではと。
これは机上の空論でしょうか。
空論だとしても、今までのやり方では先が見えています。
時代が変わっています。
生活様式も変わりつつあります。
余暇の過ごし方もかつてと変わって来ています。
生活が変われば就農も変わり、農家の考え方も変わってきます。
従来の常識が通用しない事もあるでしょう。
そして都会の一極集中で地方が増々寂れて来るのです。
そんな流れを変えて欲しい。
その為には何らかの変革は必要です。
昨年今年のコメ不足を契機に農業改革をして欲しいです。
その為には農水省はもっとしっかりしてもらいたいです。
今の農水省では農家にアドバイス出来ますか?
JAにアドバイス出来ますか。
農業水産業を司る省庁なら、もっと国民の生活を考え、早め早めの手を打ってもらいたいです。
検討検討では間に合わない、今の時点の困窮を解消できないと言いたいです。
とにかく判断が遅いです。
「ねばならない」と、理想ばかりでは前に進まない、と訴えたいです。
ついにJA全中会長による「米の価格は決して高くない」という本音が飛び出しました。つまりこれ以上下げる気はないということですね。呆れてものが言えません。この秋には5キロ5000円以上の新米がスーパーの店頭に並ぶことになるのでしょう。
https://news.yahoo.co.jp/articles/5becd7a0ff0a94907b23e6355ed43e7ab0a9b56c