※アメーバブログにも投稿しました。
https://ameblo.jp/blue-lily54/entry-12899136907.html
要約すると・・・・
来年2月までに日本にいる全てのパンダが中国に返還されることになっています。こうした中、中国を訪問している自民党の森山幹事長は、“新たなパンダ”の貸与を求めました。中国の「パンダ外交」の思惑は?
和歌山県のアドベンチャーワールドで飼育している4頭のパンダ。しかし、日中の「ジャイアントパンダ保護共同プロジェクト」の契約期間が8月で満了になるため、中国側と協議した結果、6月末に返還することが決まりました。
白浜町の温泉旅館では、返還のニュースが発表され、一晩で通常の約3倍の予約が入ったと言います。
今回の返還で、日本に残るパンダは上野動物園の2頭のみ。しかし、この2頭も来年2月に返還の期限が迫っています。
中国を訪問している日中友好議員連盟の森山裕 会長は、29日、中国共産党の序列3位趙楽際委員長と会談し
「パンダは日本国民に大変親しまれており、パンダを通じた日中交流が継続されるように新規貸与を強くお願いを申し上げました」
中国外務省の郭嘉昆副報道局長は、「日本側がパンダ保護の国際協力に関心を持ち続け、中国のパンダ保護事業を支援し、共にこの希少種を守ることを歓迎する」と、前向きな姿勢を見せました。
パンダのレンタル料は、2011年にやってきたシンシンとリーリーについては、年間で95万ドル(約1億円)でした。
パンダ好きの人は多いみたいですね。
特に多くのパンダを飼育している白浜のアドベンチャーワールド。
借りるだけでなく、多くのパンダが生まれましたが、
しかし日本で産まれても「借り物」ですからレンタル料が発生し、
その額1頭当たり1億円と言われています。
そのレンタル料を払っても赤字にならないぐらい園には儲けがあるのでしょう。
そして土産物、宿泊料、交通費等々で白浜に落ちるお金は相当な額です。
しかし、その前に中国はどんな国なのか知っておくべきでしょう。
民主国家ではありません。
ですから気に入らなければ色々難癖を付けて今までの流れを変えます。
台湾産のパイナップルの禁輸もありました。
日本産の水産物も未だに禁輸措置を取っています。
そもそもパンダは中国のものではありません。
チベットから強奪したようなものです。
しかし、中国のものだとアピールして外交に利用している中国です。
そんな中国にパンダを貸して欲しいと頭を下げる意味は政治家は分かっているのでしょうか。
森山氏は昨日今日政治家になった人ではありません。
長年国会議員をしているのですから、中国が何でも利用する事を知っている筈。
それを「パンダをぜひ貸して欲しい」と強くお願いするってどういう事か分かっているのでしょうか。
お願いしたら借りを作った事になります。
弱みを握られたようなものです。
それよりももっと優先させることがあるでしょう。
難癖を付けて日本人を未だに拘束し続けています。
そうです。利用できるものなら何でも利用する中国です。
それは中国のカードとなるのです。
相手から何らかの事を引き出す為のカード。
そんな中国に借りを作る事はどういう事を意味するのか分かっているのかと言いたくなります。
勿論、白浜にとってはパンダは貴重な観光資源です。
そんなパンダを手放すのは大打撃となるでしょう。
大江白浜町長は「寝耳に水」だと突然の事で想定外だったようです。
貸与期限は事前に分かっていたのに知らなかったのかと思いますが、
恐らく今まで期限が来る前に交渉し、継続していたのでしょう。
それには和歌山選出であり森山氏の盟友である二階氏の存在も大きかったのでしょう。
その二階氏も高齢になり政界引退で影響力が極端に落ちています。
パンダに限らず中国人観光客の「爆買い」に頼っていた観光業界。
武漢コロナで観光客が来なくて大打撃を受けた事も記憶に新しいです。
中国に限らず、何でも頼り過ぎる事こそリスクです。
常に万が一の事を想定しておく事は重要です。
万が一の事が起こればどうするかを自治体や業界は常に考えておくべきです。
因みに1年前の南海トラフ騒ぎでも白浜町の観光業は大打撃を受けました。
昨年は地震、今年はパンダです。
何が起こるか分かりません。
ですから1年前の経験が生かされてるのかと思ったりします。
とはいえ、6月返還の駆け込み需要と言いましょうか、
白浜の観光客は過去最高かもわかりません。
今後、7月8月の海水浴シーズン後に観光客をどう呼び込むか、
観光協会、町長、町役場の手腕が試されそうです。