現在65歳以上無職の高齢世帯の家計収支の最新データでは年間
60万円のマイナスになってる、この理由は年金収入の減少、支
給額は10年前と比べて約10%減少している、しかし消費支出
は10年間ほぼ横ばい、年金収入が減っても暮らしぶりはそう簡
単に変えられない、さらに税、社会保険料は確実に負担が増して
いる。
年金を受給してない世代からみると「年金だけで暮らせないので
すか?」「リッチなお年寄りが多いと思いますが?」という声が
結構多い気がする、しかしリッチといわれる高齢者は全体の2割
もいないだろう、二人分の年金収入がある共稼ぎ夫婦や公的年金
のほかに企業年金が支給されてる人、事業で成功した人、もとも
との資産家などである。
実際日本の年金制度は現役時代の収入を100%保証する制度で
はない、今の高齢者がなんとか生活ができるのは、十分な年金収
入があるわけではなく老後資金を貯めてきたからだ、年金を受給
できるのはありがたいけど年金だけで暮らせない人が多いことも
事実である。