団塊シニアのひとりごと

定年退職して14年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

親が認知症になった時の住宅問題➁

2024年04月19日 | 認知症

本来は母が認知症になる前に家族信託を活用し家を売却すれば

よかったかもしれないが生きてるときに親は相続のことには触

れたがらない、また成年後見人制度は子供が後見人になれると

は限らない、第3者に委託した場合月2万~3万費用がかるし、

通帳の管理も任せる形になる、裁判所の説明でも後見人制度は

本人の財産を守るためのもので家族のためでないということだ

った、正直現実的でなく断念した。

 

4年前、母が亡くなり、やっと売却できることになったが、私

の場合相続は兄弟2人、まず遺産分割協議書の作成、母の出生

から亡くなるまでの戸除籍謄本の取り付け、法務局で所有権移

転の登記申請、この作業が思いのほか煩雑、それから不動産業

者と連絡、家のかたずけ、家の解体、更地の状態で売却、解体

作業で250万円、土地の買い取り価格300万円、ほとんど

手元に残らなかったがなんとか子供としての役目を終えた感じ

がした。

 

認知症の高齢者の住宅221万戸、2040年には280万戸

と予想されてるがもっと多くなるのではと思う、今思うと空き

家を放置してるケースが多いのは簡単に売却できない、手続き

が煩雑、きょうだいが多いと、さらに大変な気がする、それで

も誰かがやらなきゃいけないことだけは確かなことである。