体力は老化によって明らかに落ちるが知能の老化はそれほど進ま
ないと言われている、確かに本を読むスピードは遅くなるけれど
本の中から得るものは若い頃より多い気がする、脳は働かすほど
活性化するし、脳を鍛えれば鍛えるほど認知症になりにくいのは
一理あるかもしれない。
2019年度で高齢者7人に1人が認知症患者、それが2025
年には5人に1人、675万人~730万人になると予測されて
いる。
そして認知症の早期発見の目安として次のことが挙げられている
■ 約束を忘れる、いつも通る道を忘れる
■ 財布通帳衣類などを盗まれたと人を疑う
■ 怒りっぽく頑固になる
■ 趣味や好きなTV番組に興味がなくなる
■ 新しいことを覚えられない、意欲がない
■ 新聞、TV番組の内容を理解できない
認知症でない老人性の鬱病にもあてはまる項目もあり、判断は難
しいけれど、周囲が早めに気づき専門医に行くことが大切な気が
する、そこで認知症にならないために日頃何をしたらいいか、と
いうと運動、ウオーキング、読書、音楽(カラオケ)、指先を使
う(料理等)昼寝(30分以内)、会話をふやす(夫婦)、ゲー
ム等があげられる、又人との交流が頻繁な人は認知症になりにく
いという。
日常生活を円滑に送れなくなった状況が認知症、食事をしたのに、
まだ食べてないといって何度も食べる、風呂に入ったのに入って
ないといって何度も入るのは、明らかに日常生活に問題があり、
認知症だろう。
また「認知症になったらどうしよう」という気持ちが認知症を生
むともいわれてるので、その時はその時と達観する心構えと、コ
ツコツと新しい知識を得ようと向上心をもって脳を活性化させる
ことが大切かもしれない。