「ロレアルパリ」メークアップ事業が年内で日本撤退 ヘア事業に注力

「ロレアルパリ」メークアップ事業が年内で日本撤退　ヘア事業に注力
毎日新聞2021年05月31日14時29分

「ロレアルパリ」メークアップ事業が年内で日本撤退　ヘア事業に注力
　日本ロレアル（東京都新宿区）は３１日、「ロレアルパリ」のファンデーションやリップスティックなどメークアップ製品の日本事業を年内で撤退すると発表した。ネイルブランド「エッシー」も日本から撤退する。ヘアケア、ヘアカラー事業は継続する。

　同社は、「２０２０年、日本を含め世界中が新型コロナウイルス感染拡大という予期せぬ危機的状況に直面し、人々の日常生活や価値観、生活様式など多くの面で変化を余儀なくされ、消費者の購買行動も大きく様変わりした」とコメント。「市場環境や消費トレンドに直面し、各ブランドの持続的成長をより確実なものにするためには、限られた経営資源をより一層集中させていくことが必要であると判断するに至った」として、在宅需要で成長したヘアケア、ヘアカラー事業に注力することになったという。

　「ロレアルパリ」は１９６９年に日本での販売を開始。７６年に総合スーパーやドラッグストア向けの事業を始めた。年内は既存の製品を販売し、新製品を発表する予定はないという。【中嶋真希／デジタル報道センター】
有名化粧品メーカー『ロレアルパリ』も新型コロナウイルスの感染が、収束するまで経営が難しいと言うことです。