わずか1時間で終わった稲田・マティス防衛大臣協議の笑止
驚いた。
トランプ大統領の米国になって初めての防衛大臣・国防長官協議が、わずか1時間で終わったというのだ。
通訳を入れればその半分だ。
そんな短時間で何を話し合ったというのだろう。
北朝鮮問題、中国の南シナ海進出問題、尖閣防衛問題、それに加えて日本の防衛負担問題などなど、重要な問題は山ほどあったはずだ。
それなのに、わずか1時間の協議で終わったのだ。
日本と米国がどのように意見を述べあったかについては一切報じられることはない。
そのかわり、NHKが報じ、その他の局がそれを繰り返す事はただ一つ。
日米同盟の重要性はトランプ政権になっても変わらない事が確認されたという事ばかりだ。
NHKの解説者らが何度もテレビの向こうで叫んでいる。
しかしこれは既にきのうの安倍・マティス首脳会談で確認された事だ。
いまさら稲田防衛相がとやかく言える問題ではない。
これを要するに、稲田・今度の会議は顔合わせに過ぎなかったということだ。
しかし、考えて見れば滑稽な光景だ。
敵を殺したり拷問したりすることが本業の米軍の権化のような軍人が、誰もが認める軍事に素人の稲田朋美という弁護士と、こんな重要な国際状況の中で、顔合わせをすることが、日米安保関係の揺ぎない信頼関係の構築に役立ったというのだ。
国民は完全になめられている。
もう少し国民は外交・安保について知らなければいけない。
稲田朋美という外交・安保に素人の弁護士に防衛大臣が務まっているのだ。
どんなに無知な国民でも、関心さえ持てば、外交・安保政策問題を好き勝手に語れると言うわけである。
日本の安全と平和を、安倍首相や一握りの安倍側近に独占させてはいけないという事である(了)。
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