教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

いま集団的自衛権か?山内康一『螳螂の斧』

2014年07月02日 22時05分00秒 | 国際・政治

2014年7月 1日 (火)

今日は集団的自衛権の閣議決定の日です。
いまやるべき課題なのか、私は疑問です。

いつかは整理すべき課題ではありますが、
それが「いま」なのかは大いに疑問です。

大方の問題は、個別的自衛権で対応でき、
急いで決めるべき喫緊の課題ではなく、
国民的な議論のあとで決めるべきです。

安倍政権のような前のめりのタカ派政権で、
集団的自衛権の結論を出すのも不安です。

落ち着いた環境で慎重な総理の下で議論し、
ゆっくり結論を出した方がよいと思います。
ハト派の総理の時に冷静に判断すべきです。

現下の国際情勢も考える必要があります。
ウクライナ情勢でロシアと欧米諸国が対立、
イラクでアルカイダ系テロ集団が支配拡大。

こういった状況下で閣議決定をすることは、
国際社会へのメッセージになります。

万が一、ロシアとNATOが衝突する際に、
日本は米国寄りなのでロシアに敵視されて、
極東の緊張につながってしまう可能性。

イラクに多国籍軍を再派遣することになり、
日本も「集団的自衛権を発動してイラクに、
自衛隊を派遣せよ」と圧力を受ける可能性。

いろんな可能性を考えると急いで決めるのが、
本当に賢明なのか、いまがタイミングなのか、
私は大いに疑問を持っています。

どちらかと言えば、国際情勢の必要性よりも、
安倍総理の趣味のような安全保障の議論には、
私個人としては付き合いたくない気持ちです。

拙速な閣議決定には反対したいと思います。
もう少し頭を冷やして慎重な議論をした方が、
長期的な安全保障環境を改善すると思います。

 

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引用元http://yamauchi-koichi.cocolog-nifty.com/blog/2014/07/post-ba2d.html

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