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比叡山観光タクシー破産申請へ、負債2・3億円…コロナで観光客が激減
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新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」(国立感染症研究所提供)
東京商工リサーチ京都支店は22日、比叡山観光タクシー(京都市左京区)が事業停止し、破産申請の準備に入ったと発表した。負債総額は約2億3000万円。新型コロナウイルスで国内外の観光客が激減したためで、同支店によると、同様のタクシー会社の経営破綻は府内で2社目という。
1963年設立。観光客向けに貸し切り事業も展開し、ピーク時には車両約90台、乗務員約110人を抱えていた。バブル期の93年2月期の売上高は約7億3000万円だったが、他社との競合で2013年2月期は約3億3000万円に減少。その後、外国人旅行客の増加で17年2月期は約5億円に回復したが、コロナ禍で21年2月期は8800万円まで落ち込んでいた。
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