読売新聞 12月15日(日)9時11分配信
会議を前に、記念撮影に臨む安倍首相(中央)とASEAN各国の首脳たち(14日午前、東京・元赤坂の迎賓館で)=代表撮影
【北京=牧野田亨】中国の習近平(シージンピン)政権は、今回の日・ASEAN特別首脳会議について、日本による中国包囲網と受け止め、警戒してきた。
ただ、14日発表された共同声明は、安全保障面での中国の脅威に直接的には踏み込まず、中国けん制という日本の狙いは失敗したとの主張を強めそうだ。今後も圧倒的な経済力でASEAN取り込みを図りつつ、南シナ海の実効支配を強める構えだ。
飛行の自由確保などをうたった声明について、国営中央人民ラジオは14日、「実質的な内容はない。日本はASEANを抱き込もうとしたが、そうはならなかった」とする外交専門家の解説を紹介した。
中国は11月に東シナ海の防空識別圏設定を公表した際、南シナ海でも設定する意向を表明。だが、ASEAN側から懸念の声が出ると、「準備終了後、適切な時期に公表する」(外務省報道官)と明言を避け、沈静化を図った。日本がASEANと手を結ぶ状況を阻止する狙いは明白だった。』
中国からの多額の経済援助や生産技術供与を受けている国も有り、各国の思惑も有り1枚岩とは行かないのではないでしょうか。
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