教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

天木直人のブログ 黒川マージャン賭博だけでは政局に発展しない理由

2020年05月23日 11時41分24秒 | 国際・政治
天木直人のブログ
黒川マージャン賭博だけでは政局に発展しない理由
2020-05-22


政権が倒れる時はメディアが政権打倒に動くときだ。


 だからメディアが黒川マージャン賭博で安倍政権を倒そうとすれば、メディアがそう動けばいいのだ。


 メディアが動いても政権が倒れるとは限らないが、メディアが動かなければ、まず、政権は倒れない。


 そして、今度の黒川マージャン賭博問題で、メディアはこれ以上動かないだろう。


 なぜメディアは動かないのか、いや動けないのか。


 それは皆とは言わないが、ほとんどすべてのメディア関係者が同様の事をやって来たからだ。


 それを実名で白状している元記者もいるから驚きだ。


 しかし、認めてしまえばお終いだ。


 いくら昔の事だと言っても、賭けマージャンをしてもいいとはならない。


 だからといって、どこかの宗教者の言葉ではないが、自分に石を投げつけられる者がいるのか、だ。


 情報を取るために、如何にメディアが情報源である権力者との距離に苦労して来たか。


 それは、人生の悲哀そのものであり、だからこそ、そこにドラマが生まれるのだ。


 本当の人間関係が出来上がるのだ。


 世論にもてはやされる東京新聞の望月記者が、なぜ同業者や玄人筋に支持されないのか。


 それは、彼らの苦労をぶち壊すものだからだ。


 自分一人が権力者の不正を暴く記者のようにふるまっても、あんな取材方法を続ける限り、取れる情報も取れなくなる。


 それが人情だ。


 そして権力者とメディアもまた人間同士のつき合いなのだ。


 私は人間関係に冷たい官僚だったが、その私ですら、人情にほだされて極秘情報を記者にリークしたことがあった。


 それともうひとつ。


 賭けマージャンは許されないという建前と本音の乖離だ。


 コロナ危機でも休業しなかったパチンコは、なぜそれほど止められないのか。


 現金を賭けているからだ。


 景品だから賭けではないというのはウソだ。


 パチンコ屋を離れたところで景品を現金に交換する場所がある。


 警察はそれを黙認しているどころか、天下りまでしている。


 この建前と本音の乖離を皆知っているからパチンコに甘いのだ。


 もし黒川マージャン賭博問題で進退窮まったら、私が安倍首相ならこう対応するだろう。


 世論や野党の怒りはもっともだ。


 検察が違法な事をしていたとすれば万死に値する。


 それに加担したメディアはメディア失格だ。


 私は厳しく対処する。


 この際徹底的に調査して、賭けマージャンに関与している事がわかった政治家はもとより、官僚もメディア関係者もすべて黒川氏同様に厳罰を受けてもらう。
 
 政治に関わる資格はない。


 もし安倍首相が賭けマージャンをしていたら、決してこうは言えない。


 しかし安倍首相はマージャンなどやりそうもいない男だ。


 その前提で書いているのだが、私が首相なら進退窮まったらこう言うだろう。


 これは建前だが、建前を押し通せば、誰も本音を主張できなくなる。


 しかし、建前だけでは世の中は動かない。


 マージャン賭博をしていた者をすべて排除すれば、世の中はつまらない者、無能な者ばかりが生き残る事になる。


 マージャン疑惑だけでは政局にならない理由がここにある(了)

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