教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

命の選択「心が折れそう」 コロナ患者急増の兵庫 医療現場から悲鳴

2021年04月25日 12時48分51秒 | ニュース

命の選択「心が折れそう」 コロナ患者急増の兵庫 医療現場から悲鳴
4/25(日) 10:45毎日新聞

 

神戸市中心部=反橋希美撮影。
 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い兵庫県内に25日から緊急事態宣言が発令された。23日にあった医療関係者らの対策協議会後、座長の荒川創一・神戸大大学院客員教授が報道陣の取材に、まん延防止等重点措置は「結果的に甘かった」と指摘。宣言で県民に新たな行動変容が起きることを期待した。【井上元宏、山本真也】

【写真】マスクをして繁華街を見回る警察官


 県内では5日から、神戸、尼崎、西宮、芦屋の4市でまん延防止措置が始まった。午後10時の三宮周辺の人出は2020年12月平均の5~6割減で、一定の効果がうかがえた。だが、新規感染者数は増え続け、23日には567人に達した。荒川座長は「(既存株から変異株に感染が置き換わり)コロナウイルスの性質が変わったことが原因では」とした。

 20年10月~21年2月の第3波後に感染抑制が長続きしなかったことについて、「(2月末の)緊急事態宣言の解除時、伝え方に問題があったのではないか」と指摘。「行動変容や感染対策の基本順守、緊急事態宣言の組み合わせが解決につながる」と述べた。

 ◇自宅待機者の死亡相次ぎ、往診開始

 一方、神戸市では、自宅待機中の感染者を医師が往診する取り組みが始まっている。病床の逼迫(ひっぱく)から、入院先を調整中の感染者が自宅で死亡したケースが20、21日に相次いで確認され、市が対策を検討していた。

 中央市民病院、西市民病院、西神戸医療センターが連携。医療チームが重篤化する可能性がある中等症以上の感染者を訪問。電話診療も行う。保健所の健康観察で状態を見て診療を要請。医師、看護師、薬剤師のチームを派遣し、薬剤の処方や酸素投与なども行う。必要があれば職員が薬剤も届ける。

 23日に記者会見した神戸市民病院機構の橋本信夫理事長は、患者の急増で「誰に入院してもらうかの命の選択を迫られ、看護師からは『心が折れそう』との悲鳴が出ている」と説明。「往診で重症化を防ぎ、救える命を一人でも多く救いたい」と話した。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 病床使用率、10府県で50... | トップ | 菅自公!狂ったか<本澤二郎... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿