教育カウンセラーの独り言

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4.9から関西・四国リレー…聖火がつなぐ変異株の感染爆発

2021年03月29日 17時26分13秒 | ニュース



4.9から関西・四国リレー…聖火がつなぐ変異株の感染爆発

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尾身氏(左2)は宮城のまん防を求めているが…。大勢の観衆のなか走る聖火ランナー=福島県郡山市(C)共同通信社
尾身氏(左2)は宮城のまん防を求めているが…。大勢の観衆のなか走る聖火ランナー=福島県郡山市(C)共同通信社
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 直近でも、佐賀(25日)、島根、秋田(26日)、山口(28日)で初めて変異株の疑いがある感染者が確認された。きのうの山口の感染者は今月中旬に関西地方に旅行していた。西武学園医学技術専門学校東京校校長の中原英臣氏(感染症学)が言う。

「先週のうちに、宮城、山形と大阪に『まん防』を発動しておくべきでした。今からでもすみやかに発動すべきですが、ここまで全国的に感染が広がってしまうと、一部の地域だけに発動し、感染拡大を抑えるのは難しい。ほぼ全ての都道府県を対象に発動し、全体で抑え込むしかありません。事実上の緊急事態宣言の全国拡大ですね」

急事態宣言の解除、ポカポカ陽気、お花見、人出の増加、歓送迎会、卒業旅行、そして変異株……。新型コロナウイルスの感染再拡大の材料は尽きない。実際、全国各地に急激なリバウンドが広がっている。このままでは、あちこちに「まん防」(まん延防止等重点措置)を発動する事態になりかねない。

 ◇  ◇  ◇

 厚労省の発表によると、1週間平均の新規感染者数が前週に比べて増えたのは26日時点で28都府県、横ばい(1倍)2県、微減(0.9倍以上)が6道県となっている。感染を抑えているのは山梨、鳥取、島根、宮崎くらいだ。

■41都道府県に拡大

 感染を広めているとみられるのが変異株だ。厚労省の最新発表(23日時点)では、変異株が確認されているのは26都道府県だが、自治体発表を追加すると、28日までに41都道府県に上る。見つかっていないのは、岩手、山形、鳥取、長崎、熊本、宮崎の6県のみである。

 直近でも、佐賀(25日)、島根、秋田(26日)、山口(28日)で初めて変異株の疑いがある感染者が確認された。きのうの山口の感染者は今月中旬に関西地方に旅行していた。西武学園医学技術専門学校東京校校長の中原英臣氏(感染症学)が言う。

「先週のうちに、宮城、山形と大阪に『まん防』を発動しておくべきでした。今からでもすみやかに発動すべきですが、ここまで全国的に感染が広がってしまうと、一部の地域だけに発動し、感染拡大を抑えるのは難しい。ほぼ全ての都道府県を対象に発動し、全体で抑え込むしかありません。事実上の緊急事態宣言の全国拡大ですね」

目も当てられない増加傾向

 急激な感染再燃焼は聖火リレーにも影響しそうだ。とくに、4月9日の和歌山から始まる「関西・四国シリーズ」が危ぶまれる。既にこのエリアで感染が急拡大しているからだ。

 開催7府県の28日までの1週間平均の新規感染者数を前週(15〜21日)と比較した(別表)。

 減少したのは高知のみ。愛媛は前週比19.7倍と深刻。過去最多となった25日の59人は、東京の人口にあてはめれば600人超に相当する。3日連続300人超の大阪は2.1倍。大阪との往来が盛んな徳島は11.6倍と、目も当てられない増加傾向だ。

「足元の感染状況がピークとは思えません。変異株が本格化するのはこれからです。関西と四国を聖火ランナーが走る頃には、第3波を上回る規模の感染状況になっている可能性は十分あり得ます。そんな中で、国民の健康を横に置いて、聖火リレーを強行するのは疑問です」(中原英臣氏)

 コロナよりお祭り騒ぎ――国民の健康は二の次だ。 

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