アパグループに味方すればするほど安倍政権がヤバくなる
安倍政権の御用テレビのような大阪読売テレビの「ミヤネ屋」という番組が、きのう1月19日、出演者全員を使ってアパグループを擁護し、中国政府を批判していた。
聞くに堪えない提灯番組だった。
彼らにとってはアパグループのとんでもない歴史認識が正しいというわけだ。
それを批判する中国がけしからんというわけだ。
いいだろう。好きなようにアパグループを擁護していればいい。
しかしアパグループを擁護すればするほど、安倍首相にダメージが及ぶことを知らないのか。
知らなければ教えてやろう。
アパグループはただの民間ホテルではない。
アパグループの代表である元谷外志雄氏は、安倍晋三首相の有力後援会組織『安晋会』の副会長である。
この事を中国が知らないはずがない。
元谷氏の歴史認識は、そのまま安倍首相の歴史認識なのだ。
これ以上中国を批判すれば、そのうち中国がアパグループよ安倍首相の関係を持ち出して外交問題にするだろう。
そして、それよりももっと深刻な問題がある。
いまから11年ほど前、耐震偽装事件という世間を賑わした一大事件があった。
あの事件は国交省(旧建設省)の管理責任が問われる問題だったが、結局、国の責任を不問にしたまま、偽装マンション住民らの泣き寝入りで幕引きされた。
その時、アパホテルにも耐震偽造疑惑があったことを私は親しくしていた藤田東吾氏から聞いて知っていた。
そして。その通りそれが発覚した。
しかし、アパホテルに対する行政のメスが異様に鈍かったことから、政権とグルになった隠ぺい工作があり、そこに元谷代表と安倍首相(当時は官房副長官だったと記憶してるが)の個人的な親密さが関係しているのではないかとの見方が広がったことがあった。
結局、このアパホテルの耐震偽造事件は、隠蔽疑惑が解明されないまま風化していったが、いまこの問題が蒸し返されれば、安倍首相はただでは済まないだろう。
安倍首相にゴマをすったつもりの宮根や読売記者や御用弁護士などが、アパグループを擁護すればするほど安倍首相にとってヤバイ事になりかねないのである。
おそらくこアパホテルの問題はかん口令が敷かれ、急速にメディアから封印されていに違いない(了)
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