教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

ホーム山内康一ブログ 『 蟷螂の斧 』日々の雑感、書評 ブログで本を紹介する理由

2020年01月02日 12時59分11秒 | 国際・政治
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ブログで本を紹介する理由

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ふり返ってみると私のブログは、書評であったり、本を読んで感じたことを書いたものが多いことに気づきました。なぜブログで書評や読書感想を書くかというと、読んだことを忘れないためです。いわば備忘録をネット上で公開しているようなものです。

自分で気づいている欠点のひとつは、記憶力が悪いことです。自分でも嫌になるくらい様々なことをすぐ忘れます。本を読んでも何も記憶に残っていないことも多く、図書館で同じ本を2度借りたり、同じ本を2冊買ってしまうこともあります。図書館で同じ本を2度借りるのはそれほどダメージはないのですが、同じ本を2冊買ったときはショックです。ことほど左様に、放っておくと読んだ本の内容が記憶に残りません。

そこで読んだ本の内容を記憶に定着させるためにしている工夫が3つあります。第1の工夫は読み終わった本のリスト化です。論文の参考文献リストのように、著者名、出版年、書名、出版社名を記録しています。小説とか雑誌とかは記録しませんが、政策や政治に関する本は記録しています。

読了した本のリスト化は、20年くらい前からやっています。「今年は〇〇冊読んだなぁ」と1年をふり返るのにも、数年前に読んだ本をもう一度読み返すときにも役立ちます。引用したいときには特に役立ちます。

第2の工夫は、心に残ったフレーズや言葉を書き残すことです。「書く」といってもパソコンで打つだけですが、それでも本の内容を一部でも書き写すと記憶に定着しやすくなります。また、あとあと引用する時に正確に引用できます。そうやって心に残ったフレーズや言葉を集めたノートはA4で30ページ以上になります。ときどき読み返すのも自省のために有効です。

第3の工夫がブログに書くことです。書評を人さまに読んでいただくためには、きちんと理解しなくてはいけません。読み終えた本を読み返しながらまとめる作業は、より深く理解し記憶を定着させるのに効果的です。

文章を書くとあたまが整理されます。理解していないことは書けません。書くためには努力して理解する必要があり、あたまを使います。ただ読むだけでは絶対に定着しない知識も、書けば少しは定着します。また書いておけば、あとでふり返って記憶を呼び戻すのにも有効です。備忘録としてのブログです。

なので、たとえ誰も読んでくれなくても、地道にブログに書き続けています。ブログで紹介した本を読んでくださる方がときどきいるので、がんばって書き続けていられます。また、会ったこともない著者からメールが届いたこともあり、うれしかった経験もあります。半分以上は自己満足ですが、引き続き書評ブログを書き続けてまいりますので、ご愛読いただければさいわいです。

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「植草一秀の『知られざる真実』」 2020/01/01    消費税率5%・原発稼働即時ゼロ政策連合

2020年01月02日 12時54分18秒 | 国際・政治
曲学阿世:真実を追求し、虚実の世間に迎合するようなことはしたくない。
真実を曲解し不正な情報によって世間の人々にこびへつらい、世間にとり入れられるような、ことはしたくない。
消費税率5%・原発稼働即時ゼロ政策連合
2020年01月02日 08時53分54秒 | 政治より、転載させて頂きました。





「植草一秀の『知られざる真実』」


2020/01/01


   消費税率5%・原発稼働即時ゼロ政策連合
               


第2519号


   ウェブで読む:https://foomii.com/00050/2020010118000062237
────────────────────────────────────
みなさまあけましておめでとうございます。


本年がみなさまにとりまして素晴らしい一年になりますようお祈りいたしま
す。


新年より本ブログ、メルマガをご高読くださり、深く感謝申し上げます。


本年も「知られざる真実」の情報発信に努めて参りますので、引き続きご愛顧
賜りますよう謹んでお願い申し上げます。


大晦日の除夜の鐘が鳴る前から「ゴーン」という音が響いた。


「ゴーン元会長、無断出国」


の見出しで報じたメディアもあるが、客観的に表現すれば


「ゴーン被告 海外逃亡」


以外の何者でもない。


ゴーン氏の逮捕、勾留、起訴にさまざまな見解があるのは当然としても、日本
の刑事司法の手続きに従って処理が進められているのであり、海外逃亡の恐れ
のある者の保釈申請を認めた判断に誤りがあったということになる。


裁判所の判断は「法の下の平等」に反するもので、その海外逃亡のおそれのあ
る者に対する監視を怠り、海外逃亡を許してしまった失態は前代未聞のもので
ある。


日本の刑事司法の崩壊は限界を超えてしまっている。


刑事司法の歪みは、法の執行に際しての公正さが完全に失われていることに最
大の特徴がある。


犯罪が存在するのに犯罪者を無罪放免にする。


犯罪が存在しないのに、無実の人間を犯罪者に仕立て上げる。






犯罪者の国外逃亡を阻止できない。


官僚OB、現役官僚、与党議員は重大な罪を犯しても特別な処遇で処せられ
る。


政治的敵対者は無実であっても犯罪者に仕立て上げられる。


このような不正が蔓延しているのが日本の刑事司法である。


刑事司法の行動、判断を相対化することが必要になっている。


歪んだ刑事司法の行動、判断を尊重する必然性が存在しない。


このようなお粗末極まりないニュースで幕開けを迎えた2020年。


庚子(かのえね)の2020年は重大な変動の起点の年になる。


内外ともに激動の一年になることが予想される。


国内では7月5日に東京都知事選が投開票日を迎える。


告示は6月18日になる。


ここから逆算して通常国会は6月17日までに終えなければならず、1月20
日が通常国会召集日になる見込みだ。


当初は1月初旬に通常国会が召集され、冒頭解散が行われる可能性が指摘され
ていた。


「桜疑惑」での追及から逃れるために、安倍首相が早期解散に踏み切るとの見
立てだった。


しかし、自民党現職衆議院議員の秋元司氏の逮捕によって、この可能性が急低
下した。






総選挙を強行すれば、安倍自公批判票が急増することが想定されるからだ。


7月5日に都知事選とダブルで衆院総選挙を実施する可能性も否定はし切れな
い。


しかし、通常国会で疲弊する安倍内閣が通常国会閉会を機に解散総選挙に踏み
切ることは困難だろう。


7月から9月にかけて東京オリパラが予定されている。


フクシマ事故を放置したまま東京五輪を強行する神経を理解することができな
いが、衆院総選挙はオリパラ後の10月から12月にかけて実施される可能性
が高い。


衆院任期満了は2021年10月、自民党総裁任期満了は2021年9月だ。


安倍首相が岸田文雄氏に禅譲するならオリパラ後の退陣がある。


自民党総裁選は任期満了なら党員投票を含む選挙戦になるが、途中退陣なら両
院議員総会での投票になる。


安倍内閣のレームダック化が進むなら、この選択肢が浮上する。


そうでなければ、2020年秋から冬の総選挙が順当だ。


いよいよ日本の市民が立ち上がるべきときが来る。


2020年秋冬総選挙を前提に行動を起こす必要がある。


野党陣営があいまいな野合に進むなら、自公勝利の時代が続くだろう。


野党陣営の政策明確化が必要不可欠だ。


「政策連合」で2020年政治決戦に挑む。


その核は「消費税率5%実現」だ。






旧民主党の合流が画策されているが、この勢力の政策公約があいまいである場
合には、市民の支持を集めることが出来ないだろう。


なぜなら、昔の民主党への逆戻りになるだけだからだ。


民主党崩壊の主因は、民主党が水と油の混合物だったことにある。


つまり、「革新勢力」と「守旧勢力」の混合物だったのだ。


旧民主党が崩壊した主因は、


「白アリ退治なき消費税増税」


を強行決定したことにある。


この延長線上で、昨年10月の消費税率10%が実施された。


安倍内閣の下で消費税率10%が実施されたが、そもそもこの決定を主導した
のは菅直人氏と野田佳彦氏なのだ。


この消費税が庶民の暮らしを破壊している。


とりわけ、所得の少ない国民にとって、この消費税は「悪魔の税制」になって
いる。






旧民主党には、この消費税大増税に賛成の勢力と反対の勢力が同居している。


同じことは原発政策についても言える。


フクシマの事故を踏まえて、原発稼働即時ゼロを主張する勢力と、当面は原発
稼働を続けると主張する勢力が同居している。


消費税率10%を是認し、原発稼働を是認するという政策路線は自公と同一
だ。


これに対して、消費税率の5%回帰、消費税廃止主張、原発稼働即時ゼロの主
張は現在の安倍政治に対峙するものだ。


野党のなかに、この二つの主張が同居するのでは、市民はこの政治勢力に政治
を任せられない。


政策の明確化、政策の統一がないのに、数の上でだけ、ただひとつにまとまる
というのでは、市民の不信感が増すだけだ。






決戦の総選挙は1年以内に到来するだろう。


この選挙を突破口にするには、「政策連合」を構築することが必要不可欠だ。


新たに合流する政治勢力が


消費税率5%への引き下げ


原発稼働の即時ゼロ


を公約として明記するなら、大きな野党共闘を構築できる。


野党共闘がそのまま政策連合になる。


この方向に進むなら歓迎だ。






しかし、新たな政治勢力がこの二つの政策公約の旗を明示できないなら、私た
ちはこの新勢力を支援できない。


元の木阿弥、かつての「水と油の同居体」民主党に戻るだけになるからだ。


選挙の投票率が下がっている。


2019年参院選の投票率は48.8%。


5割を割り込んだ。


投票率が極めて低い理由のひとつは、市民が本気で応援したい政治勢力が不在
であることだ。


19年夏の参院選では、メディアがれいわ新選組の存在を伝えなかった。


だから、この存在を知らない者が多かった。


しかし、本当の意味で私たちの声を代弁する政治勢力が現れるなら、その政治
勢力を本気で支援する者が急増するだろう。






私たちが求めているのは、形だけの二大政党体制ではない。


政策路線で明確に対峙する二大勢力体制なのだ。


経済政策でもっとも分かりやすい政策の対立軸になるのが消費税問題だ。


消費税10%を是とするのか、それとも、まずは、消費税率を5%に引き下げ
ることを断行するのか。


そして、原発稼働を直ちに止めるのか、それとも、当面の間、原発稼働を続け
るのか。


誰にでも分かるはっきりとした政策対立軸がある。


この政策対立を軸に「政策連合」を構築する。


直ちに衆院過半数を確保することは出来ないかも知れない。


しかし、明確な政策基軸の上に、存在感のある政治勢力を構築できれば、次に
つながる。


2020年の冒頭に際して、「政策連合」構築の重要性を改めて強く訴えた
い。


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HOME 天木直人のブログ 2月2日の京都市長選挙が日本に激震を走らせること...

2020年01月02日 12時34分58秒 | 国際・政治

2月2日の京都市長選挙が日本に激震を走らせることになる
2020-01-01
 私は京都の耳塚の存在を知って、耳塚の下に眠る犠牲者の魂の正しい供養、鎮魂こそ、将来にわたる、不可逆的、かつ永続的な日韓友好関係の出発点になると思い込んだ。
 思い込んだら止まらないのが私の悪いところだ。
 私は、もはや選挙によって新党憲法9条をつくるよりも、行動でその正しさを証明したほうが近道だと思い、耳塚プロジェクトなるものを進めることを決めた。
 そういう事もあって、昨年の暮れから私は京都に滞在する日が増えたが、そんな時、偶然に一人の京都の財界人と出くわして、その財界人から次のような危惧を聞かされた。
 すなわちあと一カ月後に迫った2月2日の京都市長選挙に現職の門川大作市長が自公と立憲、国民などの相乗りで立候補しているが負けると。
 なぜなら、いちはやく立候補宣言した地域政党出身の京都市議村山祥栄氏が門川氏の票を奪うからだと。
 そして共産党候補の福山和人元京都弁護士会副会長が漁夫の利を得るからだと。
 ただでさえ負けるのに、おまけにれいわ新選組がついた(筆者註:その後れいわ新選組は共産党候補支持を正式に宣言した)。
 これでは勝てるはずがない。
 ところが門川陣営にはまるで危機感がなく、村山氏に至っては、今度こそ勝つ、と張り切っている。
 京都はとんでもない事になるというのだ。
 私はこの話を耳にするまでは、京都の市長選など、まるで関心はなかった。
 しかし、この話を聞いて直感的に思った。
 2月2日の京都市長選の結果が日本の政治に激震を走らせることになると。
 その理由はこうだ。
 共産党とれいわ新選組の勝利は確かに金星となる。
 そしてそれがそのまま野党共闘につながれば政権交代の可能性も出てくる。
 しかし、そうはならないのだ。
 ひとつには野党が分裂するおそれが出て来る。
 その一方で、与党は安倍では総選挙に勝てないとなり、一気にポスト安倍に走る。
 そして、次の総選挙までに、勝てる代表を選んで引き締める。
 かくて日本の政治は政局に明け暮れ、その政局は更なる混乱必至となる。
 しかもその混乱は、みずからも認めるポピュリスト山本太郎の過激な言動で、日本国民を分断する危険性をもたらす。
 私がその財界人の言葉で印象的だったのは、彼が次のように語ったところだ。
 共産党候補が勝てば、むこう4年間は京都は停滞する。
 そして、今度の市長選が終った後からすぐに4年後の市長選が始まり、こんなはずではなかったと再び保守が市政を取り戻す。
 まったく無駄な4年間が費やされることになる、と。
 この財界人の言葉は、そっくりそのまま国政にも当てはまるのだ。
 国政は与野党の分裂含みで次の総選挙に向けて大混乱が始まる。
 そしてどの政党が連立政権をとっても、政権を取れない政党は必ず政権打倒を叫ぶ。
 これまでの日本なら笑って済ませたかもしれない。
 しかし、いまの日本の内外の厳しい情勢は、そんな政治家たちの政局を許す余裕はまったくないのだ。
 重要な事は、分裂、対立ではなく、政治が国民と一体となって、どうすれば国民生活を守ることができるのか、平和な日本を維持できるのか、それを見つけ、実現することなのである。
 果たして、それを言い出し、そして国民を率いていくす政党、政治家が出て来るだろうか。
 これほど重要な意味を持つ京都の市長選挙であるというのに、そしてその選挙が一か月後に迫っているというのに、メディアは全く報じない。
 この私のメルマガを読んで書き出すメディアが出て来る事を期待するばかりだ(了)
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HOME 天木直人のブログ カルロス・ゴーンにしてやられた安倍政権

2020年01月02日 12時27分01秒 | 受験・学校・学問
カルロス・ゴーンにしてやられた安倍政権
2020-01-01
今度の年末年始は、スクープもなければ興味ぶかい特集記事もなかった。
 ネタに困った年末年始になりそうだ。
 そう思っていたら、電撃的なニュースが大晦日に飛び込んできた。
 いうまでもなくカルロス・ゴーン氏の日本脱出だ。
 このニュースを私が耳にした時、「してやられた!」と思わず膝を打った。
 やられてみてはじめて、「確かにこの手しかない」、そう私は思った。
 そしてそれはレバノンという国に勤務して来た私だから抱いた思いだ。
 レバノンという国は、我々が考えるようないわゆる主権国家ではない。
 国の統治が三つに分断されている。
 すなわちキリスト教、イスラム教シーア派、そしてイスラム教スンイ派の三つに国の統治が分かれているのだ。
 そしてその三つ宗派が国民を三分割し、国民は国家よりも、それぞれの宗派の結束を優先する。
 具体的に言えば、それぞれの宗派が、大統領、首相、国会議長の三つのポストを分担することが慣例になっているのだ。
 しかも、その三つのポストは、いわゆる議会制民主主義による枠割分担があるいわけではなく、三人とも同じように、国家権力のすべに関与し、権利の奪い合いをしているのだ。
 そのような国では何が起きているか。
 自分の権利を守るのは法の支配ではなく、自らの宗派の力だということだ。
 ゴーン氏はキリスト教レバノン人だ。
 だから彼はキリスト教派が占めるレバノンの大統領に訴え、大統領はゴーン氏を守る。
 他の宗派は、それが自分たちの利害に関係ないなら口を挟まない。
 つまりゴーン氏は、レバノンの政府の支援と協力を得て「日本の不当な逮捕、訴追」から逃亡したということだ。
 しかもレバノンは戦乱続きの国だ。だから皆いくつもの旅券を持っているのが当たり前になっている。
 いつでもどこかの国に避難、逃亡できるようにだ。
 そして戦乱は法の支配より自らの命を優先する国民を育んだ。
 自らを守るには金がすべてだという意識を生んだ。
 まさしく今度のゴーン氏のプライベートジェットによる逃亡劇は、レバノンならではの逃亡劇だったのだ。
 そして今度の逃亡劇で最後につけ加えなければならないのは、レバノンと政府と日本政府の関係の希薄さだ。
 レバノン政府は決して日本政府に良い感情を持っていない。
 なぜならば、日本政府がレバノンという国を、統治能力のない、外交的に役の立たない、つまらない国だと、軽視して来たからだ。
 レバノンという国が、中東情勢の情報の中心地であり、フェニキア人が祖先であるレバノン人が、ユダヤ人と並んで中東の最も優秀な民族であるというのに、である。
 しかもレバノンと日本との間には犯罪人引渡し条約はない。
 ゴーン氏を日本に連れ戻す事は出来ないのである。
 もはや裁判はできなくなった。
 そして裁判が行われないとなればゴーン氏は犯罪人でなくなる。
 ゴーン氏は日本で受けた扱いを徹底的に批判するだろう。
 それは結果的に安倍政権に跳ね返ってくる。
 ゴーン事件は司法取引によって西川前社長が検察・司法と組んで陥れた事件だったと言いふらすだろう。
 日産をルノーの支配から自立させたい西川社長が、検察と組んで自分を嵌めたと批判するだろう。
 何よりもゴーン氏は、日本は法治国家ではない、日本の司法は正義を実現しない、と非難するだろう。
 そう批判されたら、安倍首相はひとたまりもない。
 なぜなら、」安倍政権の7年間で日本の司法がすっかり法の支配を捨て去ってしまった事を、日本国民はもとより、いまや世界中が知るようになったからだ。
 令和元年早々、安倍首相はまたひとつ頭の痛い事件に見舞われたという事である。
 というわけで、今年もまた、書くことに困らない年になりそうです。
 今年もまた、体力と気力が続く限り、ない頭を絞って、私にしか書けないような記事を書き続けたいと頑張ります。
 今年も引き続きよろしくおつき合い願います(了)
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jlj0011のblog 中国40年の夢(1)<本澤二郎の「日本の風景」(3542)

2020年01月02日 12時12分48秒 | 国際・政治
jlj0011のblog
中国40年の夢(1)<本澤二郎の「日本の風景」(3542)
2020/01/02 11:35
前の記事
ホーム
中国40年の夢(1)<本澤二郎の「日本の風景」(3542)より、転載させて頂きました。


<日本の第一級の国際政治家・大平正芳逝って40年>


 10年ひと昔という。もう40年もたった。1979年12月の大平正芳首相の中国訪問から満40年である。特派員として同行して、運命のような40年を経過した。その足跡を北京で確かめている。おいおい、そのことを「中国40年の夢」と題して、記憶の範囲内で書き記すことにしようか。


 その主役の大平さんは、半年後に台湾派の大攻勢で倒れた。盟友の田中角栄元首相は、田中後継の三木武夫内閣の下で、ロッキード事件で潰された。日中友好派と台湾派の攻防が、日本の政局を左右した。


 大局的に見ると、中国外交部OBの肖向前さんが筆者に繰り返し遺言のように語って聞かせた大平正芳という政治家は、日本を代表する第一級の大政治家であった。大平を支援した田中角栄も、時代の潮流に棹差した大政治家だったといえる。


<決死の宇都宮徳馬の中国訪問>


 日中国交正常化をいち早く主張し、行動した平和軍縮派の宇都宮徳馬も、すごい政治家だった。彼のことは河野洋平も知っている。


 鳩山一郎内閣がソ連との国交を回復したことに対して、石橋湛山内閣は日中国交回復を公約にして、政権を担当した。無念にも体調を崩して政権を投げ出したのだが、健康を回復すると、側近の宇都宮が石橋のお尻を叩いて、北京入りして日本の意向を伝えている。


 他方、台湾派の大将がA級戦犯の岸信介。いま岸の孫が政権を担当して8年目に入ったという、不可解な日本政治である。三国志演義の「呉越同舟」を印象付けている。


 安倍の目論見は、祖父の遺言である平和憲法の解体にある。戦前の国家主義への回帰であるが、それゆえの2019年危機だったのだが、日本国民とアジア諸国民の護憲平和の思いが、危機を乗り切った。


 ある程度のカギを握っているのが、裏切り専門のような宗教政党の公明党創価学会の動向である。1972年に活躍した池田大作が創立した公明党能力原点に立ち戻ることができるのかどうか。世上「安倍の毒饅頭で肥え太った公明党の覚醒は困難」と言われているが、内部では池田親衛隊の巻き返しも強まってきている。


<報恩は人の道>


 それはそれとして、今日の大中国の、目を見張るような容姿を見聞すると、大平政治がまともだったことを裏付けている。鄧小平の改革開放政策にうまく棹差した大平の日本のODA(政府開発援助)が、中国経済の起爆剤となって、大陸全土で開花した。


 これは日本と日本人の唯一の誇りである。


 むろん、これには戦前の空前絶後ともいえる日本政府の中国侵略と植民地支配による戦争賠償を放棄してくれた、当時の毛沢東ー周恩来の英断に対する日本の報恩の誠を捧げるものだった。


 宇都宮は「中国は戦争賠償を放棄するという。これで国交正常化はできる」と筆者に語っていた。1972年のポスト佐藤の後継争いの焦点ともなった。田中ー大平連合に三木派と中曽根派が支持して、台湾派の岸信介と佐藤栄作が支援した福田派に勝利した。当時の財界・新聞テレビも日中友好に貢献したものだ。


 いま新聞テレビも、安倍のナショナリズムに傾倒して、複雑化している。台湾派の抵抗は、香港問題や台湾総統選挙で見て取れる。


 戦後の日本政治を翻弄してきた中国問題の大勢は、友好派が制圧したかに見える。報恩は人の道で、時代の変化と無縁である。忘恩は人と世の中を狂わせる元凶であろう。筆者のペンは、宇都宮への当たり前の報恩でもある。


<宿舎の民族飯店でトラクターのエンジン音で目を覚ます>


 中国の大地を踏んだ翌日未明から、記者の目と耳が、宮澤喜一流に表現すると、中原の鹿を追いかける犬のように働きだした。


 1日目の宿は、北京の目抜き通りに、東西に走る長安街の西に建つ民族飯店だ。いまでは改造されても、周囲が巨大な建造物ばかりなので目立たないが、当時としては、中心部の北京飯店に劣るとはいえ、堂々たるホテルだった。


 名前からして、中国が少数民族の国であることを教えている。それぞれの民族は、歴史・伝統・文化を大事にして暮らしてきた。一歩間違えると、軋轢・混乱が起きてしまう。


 そこを仲良く和合させていくかじ取りが、中国政治の大事なポイントである。民族飯店は、そのことを印象付ける名称だった。


 まだ真夜中である。北京の冬の朝は遅い。朝の7時でも薄暗い。したがって、5時や6時は真夜中のように暗い。おそらく4時ごろだったか。わが敏感な耳が音を聞きつけた。徐々に近づいてきた。


 トントンというエンジン音である。日本流にいうと、農家で使用しているトラクターの音である。1台ではない。数台、もっと多いかもしれない。


 しばらくして起き上がった。まだ5時前後だが、1972年の国交正常化から7年の歳月がたっている。待ち焦がれた中国である。同じような日本人ジャーナリストは、それゆえに台湾訪問を蹴飛ばしてきた。やっとの思いで辿り着いた


憧れの北京である。


 このような思いを、もはや理解できる日本人は少ない。中国人観光客が大挙して日本を訪問する時代である。日本の貧困化と正比例しているのだが、時代は変わってしまった。


 中国の巨大市場を活用しないと、日本経済は回転しない。中国嫌いの台湾派首相とて、財閥ビジネスに棹差している現在である。


 午前5時の北京の民族飯店を飛び出した。寒いと感じる季節だが、そうした記憶はない。何かを見たい、そうした必死の思いでカメラをぶら下げて、真っ暗闇の中に一人で立った。


 とつおいつ記憶をたどって40年の夢のような中国を記録したい。出来るかどうか?


<北京の1月1日と2日>


 ところで、昨日の1月1日は、中国ではこの日だけは休日である。2020年を祝う行事は、いたるところで行われたらしいが、人間の集まるところが好きではない日本人にとって、それらはどうでもよいことだった。


 95歳の義母宅に子供たちが全員そろった。これは日本の家庭では崩壊してるようだが、親孝行はいまも健在である。現役時代は大きな体を駆使して活躍したようだが、例の文化大革命では、散々苦しい思いをさせられたと聞いた。


 末弟が大魚の頭の料理を義母に用意した。エビの料理、肉料理と野菜料理と盛りだくさんの料理を食べながら、貴州の茅台といきたいところだが、白酒を少し飲んだ。この白酒がおいしくなった11回目の中国訪問である。


 もう30年以上経た元国営企業の6階建て住宅にエレベーターはない。80歳以上の老人の上り下りは大変である。歩行困難な義母の按摩に汗を流して、義母から感謝された。


 今日2日午前中、留守をしていると、公安(警察)と思われる男女が押し掛けてきた。こんな時は、中国語ができないと困るのだが、相手は要するにパスポート番号を確かめに来たらしい。


 証拠を見せるためにパスポートを提示すると、それをスマホで撮影していた。この写真が外部に漏れると、偽造のパスポートができるだろう、と彼らが引き上げた後に気づいた。


 というのも、扉を少し開けると、彼らは部屋の中にカメラを向けた。書面にサインを求められたが、内容がわからないので、これは断った。


 要するに、陽暦1月2日は仕事始めなのだ。中国の正月は陰暦なので、まだ先なのだ。


2020年1月2日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)

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jlj0011のblog 2020元日正夢は帆船日本丸!<本澤二郎の「日本の風景」(3541A)

2020年01月02日 12時00分31秒 | 国際・政治
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2020元日正夢は帆船日本丸!<本澤二郎の「日本の風景」(3541A)
2020/01/01 09:11
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2020元日正夢は帆船日本丸!<本澤二郎の「日本の風景」(3541A)より、転載させて頂きました。


<宇都宮徳馬の平和・軍縮論=9条国家の日本>


 安倍改憲2019年危機を乗り切った日本とアジア、2020年の元日の正夢は、帆船日本丸へと舵を切ってゆけば、日本もアジア諸国も不安から人々が解放される。武器弾薬は、海中に沈め魚の住み家にすればいい。これこそが9条国家の日本なのだ。


 戦闘的リベラリストの恩師・宇都宮徳馬の平和・軍縮論でもある。


<自公維1%の改憲軍拡と決別、99%福祉重視の希望の日本再生>


 天文学的な借金の山を築いてきた、自公維の改憲軍拡論との決別である。死の商人・武器財閥は、これから憲法を順守して、平和産業に徹底すれば、自ずから道が開けるだろう。


 人殺しで暴利を得ようとする商人は、人間失格である。


 自公維の改憲軍拡と決別して、福祉を重視する希望の日本再生へと突き進むのである。「そんなことをしたら日本は外国に侵略される」と思い込むごく一部の日本人には、日本の外交力、日本人の知恵を信じないからであって、そのような心配は無用である。


 帆船日本丸は、太陽や風力をエネルギーとして航海するため、エネルギーのための争いから解放される。9条国家は、日本の核武装を100%否定するため、欧米やアジア諸国の懸念材料とならない。「日本核武装阻止のための日米安全保障条約」という、ためにする屁理屈も雲散霧消するだろう。


 平和軍縮を世界に発信する日本を、世界各国はむしろ、尊敬と信頼を寄せることになろう。帆船日本丸は、有史以来の初めての本格的な自立した国家なのだ。


<消費税5%から0%で消費経済活性化で家庭円満>


 帆船日本丸は、民のための99%国家でもある。自公維の1%国家を否定した国民国家である。


 かつて日本は物つくりの国家として繁栄したが、現在は肝心の消費が伸びない。貧困化した国民は、いままで買いたくても金がなかった。増税奴隷の貧困を強いられてきた。


 当面、庶民いじめの消費税10%を5%に半減して、消費経済を活発化させて、企業も消費者も共にプラスに転じさせるのである。これは山本太郎の政治グループが強く主張して、多くの国民の喝さいを受けている。


 当たり前の理屈だが、それがいよいよ花咲く時を迎えている。自公維を壊滅させる起爆力がある。


 大胆な軍縮と消費税半減で、福祉の低下を防ぎ、消費を増大させて、企業収益を上げ、社員の懐を温めるのだ。結果、家庭内暴力などは減少し、家庭生活を豊かにするのである。


<日朝国交正常化で東アジアの安定確保>


 戦後外交の唯一の課題は、依然として日朝国交が正常化していないことである。この7年、自公維内閣は北朝鮮を脅威の対象として敵視、それを内外に宣伝、無恥な国民をナショナリズムへと追い込んできた。


 これに新聞テレビまでもが介在して、両国間の関係悪化に弾みをつけさせてきた。ポスト自公維内閣は、日朝国交正常化を急ぎ実現することで、半島の南北の統一に棹差していく。


 東アジアの安定を確保することで、経済交流を活発化させていく。日中南北朝鮮の経済圏構想の具体化は、世界経済の安定に寄与するだろう。希望の東アジアは、すぐそこまで来ている。


 帆船日本丸は、アジア全体へと平和の弧を拡大、ひいては国連においても大きな影響力となって、人類に貢献することができる。それは帆船日本丸が世界各地に誕生する契機ともなろう。


 2020年は希望の年にする好機でもあろう。


2020年1月1日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)本ブログjlj0011掲載

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