息苦しい世の中で 自由に語り合える空間を

自由でも民主でもない この日本を もっともっとよりよく変えていくことができるように たくさんの知恵を語りましょう。

教訓1

2014年01月23日 00時45分13秒 | 教訓
 子どもの情報に、やたら詳しい教師がいる。
「彼の母親は、パートで、○○に勤めていて、父親も残業が多いから、夜1人のことがよくある。
 兄弟は、姉が1人。中学1年で吹奏楽をやっている。成績もいいものだから、弟をちょっと
見下すことがあるんだなあ。だから彼は、いつも劣等感のかたまりみたいに・・・
 祖父は彼が生まれる前に亡くなっていて、祖母は千葉に1人で暮らしている。まだ元気で、近所の
子に習字を教えているらしい。・・・」
 得意げに話す姿は、いかにも「俺はなんでも知っている」風である。

 それで・・・えっ、それで?

 情報収集の能力は認めよう。
 問題は、それからなのだ。
 どんなに子どもについて知っていようと、「だからなんなんだ」とつぶやいてしまう。

 そこから彼の成長に生かせるものはなんなのか。
 それをどういった方法、工夫で勝ち取っていくのか。

 この教員は、収集能力には長けているのかもしれない。せいぜいアナリストとしては優秀なのかもしれない。
 しかし、ただそれだけ。
 一番大事な能力に欠けた教員なのだ。
コメント
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