息苦しい世の中で 自由に語り合える空間を

自由でも民主でもない この日本を もっともっとよりよく変えていくことができるように たくさんの知恵を語りましょう。

やはり勇気は・・・もらっていない

2011年07月31日 23時45分51秒 | 奇妙な風景
「なでしこ」ジャパンの、ワールドカップ優勝に刺激を受けて、「勇気をもらいました」というコメントが、あちこちで見られます。
ええーっ、みなさん「勇気」をもらったの?

私が、このチームからもらったものはなんだったのでしょう。

「あきらめない精神力」「試合に対しての真摯な姿勢」「パスまわしの華麗さ=基礎練習の積み重ねの大切さ」
「いつか夜明けがくるものだ」「体格的に大差がありながらも、それでも工夫をすれば世界を相手に戦えるチームとなる」

そんなところでしょうか。

やっぱり「勇気」はもらっていません。彼女らに見たものは「勇気」とは違っています。

「勇気」=いさましい意気。困難や危険を恐れない心
     勇気(ゆうき)とは、普通の人が、恐怖、不安、躊躇、あるいは恥ずかしいなどと感じる事を恐れずに(自分の信念を     貫き)向かっていく積極的で強い心意気のこと

なんとなく重なっているようにも思われるのですが、やはり「勇気」では違和感があります。

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よく練られた構成

2011年07月31日 17時25分45秒 | 素人の劇評
劇団十七戦地#1『花と魚』
7月31日 13時の部 王子 シアター・バビロンの流れのほとりにて にて。

近未来の劇。1時間50分、休憩なしというのは、私にとってかなりきつい部類に入ります。(すぐに眠くなるから)
ミステリーとして徐々に真相が明らかになる展開と、一地方の漁村?のゆったりとした風土とがうまく調和して、脚本自体がしっかりとした構成のもとに演じられていることに、まず好感が持てました。
ユーモアを一切排除して貫徹させている点も、昨今の安直な劇と比べて『品位』を感じさせます。
ああ真面目な劇団だなと、私には安心感を持って観ることができました。
集落の歴史と住人の複雑な関係、新生物の発現などの因果関係については、やや私の認識能力を越えたものがありましたがf^_^;、骨太の劇として印象に強く残りました。
まだ若い人が多い劇団。あと十年くらいすれば、年齢構成もバランスがとれたものになりそうで、これからも見守っていこうと強く思いました。
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過去を顧みない国民作り

2011年07月31日 09時15分15秒 | 教育を考える
7月28日(木)、藤沢市教育委員会は育鵬社の歴史と公民を採択しました。
7月28日(木)、東京都教育委員会は都立中高一貫校と特別支援学校に「つくる会」系教科書を採択しました。
 1.都立中学校・都立中等教育学校(前期課程)
   歴史=育鵬社 公民=育鵬社
 2.都立特別支援学校(聴覚特別支援学校および肢体不自由・病弱特別支援学校)
   歴史=育鵬社 公民=自由社
 3.都立特別支援学校(視覚特別支援学校)
   歴史・公民とも点字教科書の原典となる教出を採択

 全体のトーンが「日本はすばらしい国だ」「過去の戦争も、日本には罪がなかった」など、あまりにも「ノー天気」な、言い方を代えると「姑息」「狡猾」な記述が充ち満ちている教科書です。

 過去を反省することもなく、上記のような内容を刷り込まれた子供たちが、これからの日本の未来を担っていくかと思うと、ぞっとしてきます。

 

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