正さん日記

世の中思いにつれて

小選挙区で、白票、無効票が多くなるか

2017-10-10 14:15:25 | 政治

 衆議院議員選挙の立候補者が今日午後5時に締め切られる。希望の党代表の小池百合子東京都知事は、今現在でも立候補の届をしていない様子なので、ほぼ、立候補しないだろうが、まだ3%位は分からないか。

 今回の選挙は、従来比10議席減の465議席が争われる。小選挙区289議席、比例区176議席になる。

 ところで、今回、民進党の前議員や新人、元議員が希望の党、立憲民主党、無所属に3分裂して立候補する。

 この中で、民進党の主要な政策だった憲法改正、安全保障法制反対については、継承する党は立憲民主党だけで、希望の党は、憲法も安全保障法も容認する方向だ。無所属での立候補者は継承するのか、考え方を変えるのかそれぞれ異なるだろう。

 そこで困るのは、民進党が示していた憲法改正、安保法制反対の意思を投票によって示したいとしても、小選挙区に、立憲民主党の候補者が居ない区が200以上もあることだ。

 それならば、同じように憲法改正、安保法制反対を打ち出している共産党に入れれば良いではないかという考え方もあるが、それはそれで簡単に割り切れるものではない。

 もちろん、比例区での意思表示はできるが、小選挙区では入れる候補者がいない。となると若しかしたら、白票や無効票を投ずるか、投票用紙の持ち帰りもあるかも知れない。

 投票用紙の持ち帰りは立会人にばれてしまうので、白票を投じるか無効票を投じる人が、いつもの選挙に比べ格段に多くなるような気がする。「関連:10月09日

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希望の党、憲法改正推進で風を吹かせることができるか

2017-10-09 12:18:09 | 政治

 明日、衆議院議員選挙が告示される。今回の選挙は安倍晋三首相が急遽解散した中で、最大野党の民進党が希望の党、立憲民主党、無所属に分裂し、野党が林立した中で行われる。

 政党の図式は、保守の与党自民党、公明党、保守野党の希望の党、日本維新の会、日本のこころ、リベラル、革新野党の立憲民主党、共産党、社民党の3つに分流し、保守政党が与野党に分かれる結果になった。

 保守の与野党ともに憲法改正を目指す政権公約を打ち出しているので、政党の規模から見ると憲法改正になだれ込んでいく状態になっている。

 しかし、国民の憲法改正への意識は、憲法9条を含めて、改正派と反改正派はほぼ五分五分の状態になっているので、政党の改正勢力と護憲勢力とアンバランスになっている。

 その点、憲法改正を最大の争点として考えた場合、護憲勢力の小選挙区における票の行き場が失われている。

 今回の選挙で台風の目と見られ、その暴風に乗り込もうと民進党の議員、立候補予定者が、憲法改正、安全保障法制に賛成するという踏み絵までされて大量合流した希望の党が、ここに来て暴風の威力が衰えているとの見方がある。

 つまり、希望の党代表の小池百合子東京都知事の人気が下降気味とのことだ。その理由は多く考えられるが、東京都議会選挙まで小池氏の素性が良く分からなかったが、今回、選挙公約に安倍首相と同じように、憲法改正を積極的に進めていくことを信条にしている右派政治家ということがはっきりしたからではないかと考える。

 敏感な小池氏は、こんな雰囲気を肌で感じ、首相候補の必須条件になる、衆議院議員になるための選挙に未だに立候補する意思がないと言っている。しかし、明日の告示を控え、最後っ屁があるか否か、まだ分からない。

 こんな国民を翻弄するやり方もそろそろ飽きられ、無党派層など憲法擁護派が小池「希望の党」から心が離れて行ったのではないかと思われる。「関連:10月5日

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ノーベル平和賞に核兵器廃絶目指すICANが受賞、他賞でも日本が関係

2017-10-07 14:09:45 | 世界

 今年のノーベル賞シリーズは、昨日、平和賞が決まり、あと経済賞を残すだけとなった。医学生理学賞、化学賞、物理学賞の3部門のどれかで3年連続受賞していた日本人の受賞はなく、連続受賞を逸した。

 この科学3部門では、医学生理学賞、物理学賞のそれぞれでアメリカ人が3人ずつ、化学賞では欧米の3人が選ばれた。

 この中で、物理学賞の受賞の理由となった重力波では、日本の研究者の研究成果が大きく貢献、関係者はアメリカ人3人の受賞を共に喜んだという。

 文学賞では、今年も、受賞が期待された村上春樹氏はまたも受賞を逃し、長崎生まれで日系イギリス人のカズオ・イシグロ氏(62)が受賞した。

 イシグロ氏は、5歳まで長崎に居住していたが、父親の仕事の関係でイギリスに渡り、イギリス国籍を取得したという。

 作品の中には、日本で映画化された「私を離さないで」、「日本の名残」などがあり、本人の弁でも、日本がルーツであることが多くの作品の原点になっているとのことだ。

 最後の、平和賞は、核兵器の非合法化と廃絶を目指す国際NGOで、今年の国連における「核兵器禁止条約」成立に貢献した「核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)」に与えられた。

 核兵器禁止条約は、核保有国や核の傘に居る日本、韓国などを除く122か国の賛成多数で可決成立したが、日本は被爆国でありながら反対した。

 日本の立場は、アメリカ、ロシアなどの核保有国がその気にならなければ、核廃絶は実現できないので、これらの国の参加の無い条約には賛成できないというものだ。

 しかし、日本のピースボートや広島、長崎の被爆者団体などは、このICANに参加、日本政府とは別の立場で被爆国としての役割を担っている。

 今回のICANの受賞について、日本政府は沈黙しているが、核廃絶運動を進めている団体、個人にとっては朗報となった。

 このように、今年のノーベル賞は、残念ながら日本人の受賞はなかったものの、日本や日本人に関係する人物、団体が受賞したことは喜ぶべきことだ。「関連:2016年10月4日

 

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まだ分からない、希望の党小池代表の立候補

2017-10-05 16:18:37 | 政治

 希望の党代表の小池百合子東京都知事と、民進党前原誠司代表が会談、小池氏は前原氏に衆議院選挙には立候補しないことを改めて伝えた。

 小池氏は、自身として最初から出馬しないと言ってきていると述べ、選挙における首相候補については、近々決めたいと語ったようだ。

 小池代表は、今回の選挙は政権を争う選挙と位置付けているので、自身が立候補しなければ誰かを首相候補として選挙戦の顔にしなければならないが、果たして誰を指名するのか甚だ心もとない。

 希望の党が第一次公認候補として発表した192人の中で、名を知られている人物と言えば、細野豪志氏など数人の民進党出身者がいるが、1強と言われている安倍晋三首相に対峙するにはちょっと役者不足の感は否めない。

 それとも、有名な学者や評論家など、顔に相応しい人物を急遽立候補させるサプライズがあるのか。それもないとすると、イメージチィエンジを図るため、民進党からごっそり希望の党に鞍替えした民進党前議員の当てが外れることにならないか。

 それとも、小池代表は、公示ぎりぎりまで出ないでないと言っておいて、最後に「国民のため、清水の舞台から飛び降りて」決断したと言って、弱まっている風を呼び戻すことを考へているのだろうか。

 小池氏は、東京都政において、豊洲問題、五輪・パラリンの競技場問題など必ず前言を翻すことが多い。この人の性格なのか、元々理念が無いのか、何かの作戦なのか良く分からないが、今は立候補しないと言っているが、公示ぎりぎりまでどうなるのか断定できない。

 それよりも、小池代表が立候補しなければ、政権選択選挙などのピーアルは霞んでしまう。小池氏は、多くの希望の党から鞍替えして出る候補者のためにも立候補すべきだ。「関連:10月4日

 

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希望の党、小池氏不出馬か、立憲候補者に刺客送る矛盾露呈

2017-10-04 13:59:04 | Weblog

 昨日、小池百合子東京都知事が代表の希望の党は、衆議院選挙小選挙区の第一次公認候補を発表した。合計192人で、民進党出身者が110名、その他が82人となっている。

 また、民進党代表代行の枝野幸男氏が立ち上げた立憲民主党の候補者が出る選挙区に刺客と呼ばれる対抗馬を出すとのことだ。希望の党に入らないで無所属として出馬する民進党の前議員には、対抗馬を出さないというから手が込んでいる。

 立憲民主党候補に対抗馬を出すと、1議席を争う小選挙区では共倒れとなりかねず、1強の自民党を利することになる。これでは、希望の党が安倍一強政治に代わって政権を狙うという目的に逆らうことになる。

 安倍一強政治にストップを掛けるという目的に疑問符がつくのは、小池氏が立候補しないということだ。国会議員にならなければ首相になれない。そうなると小池氏はただ選挙のために名を貸しただけということになる。

 その他、小池代表の振る舞いに違和感を持つのは、立候補者から持参金のようなものを徴求、自身と写真を撮る場合も3万円を出させていることなどだ。

 政策も、民進党側とすり合わせたのだろうが、安全保障法制については、法に則って実施するとして完全に容認している。また、立候補者との協定書に原発廃止の記述がなく、看板政策にするのか否かも不明である。

 どうやら、政策を見ると、日本維新の会と似通った部分が多く、大阪と東京で。自民党より右にも見える保守の党が生まれた感じだ。

 自らの政治信条を貫いた感じの立憲民主党が輝きを見せている中で、憲法、安全保障法制で変節した民進党の前議員が多数を占める希望の党がなにやら。当初の勢いがなくなってきた感じだ。「関連:10月3日

 

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リベラルの旗立て立憲民主党結成、分かりやすくなった政界地図

2017-10-03 13:56:33 | 政治

 民進党内のいわゆるリベラル派が新党「立憲民主党」を立ち上げた。枝野幸男代表代行が希望の党に入れない人、入らない人の受け皿として作ったものだが、菅直人元首相、長妻昭元厚労相らリベラル派のベテラン前議員が加入するようだ。

 さらに、民進党の前議員や、立候補を予定していた元議員、新人などかなり多くが加入し、同党から立候補することになりそうだ。

 希望の党からはじかれた人、自ら入るつもりのない議員で、立憲民主党への加入を見送った野田佳彦元首相や岡田克也元代表らのベテラン前議員は無所属で立候補することになりそうだ。

 この結果、自民党、公明党の現与党、希望の党、日本維新の会などの保守野党、立憲民主党、共産党、社民党のリベラル、革新政党と政界は3極に分かれて選挙戦に入る形になりそうだ。

 民進党の前原誠司代表が、小池百合子希望の党代表と協議し、民進党議員全員を希望の党から立候補させるという約束は、初めからなかったのか、あったのかは闇の中だが、結果的には、保守とリベラル、革新とがはっきり区別できるようになったことは怪我の功名とは言え、日本の政治にとっても、有権者が選択する上からも好ましい形になったと言える。

 望むらくは、無所属で立候補した民進党の前議員も、立憲民主党から立候補すれば一番良いと思うが、これらの前議員はベテランで孤軍奮闘しても当選する見込みがある人だろう。

 ただ、無所属はいろいろ点で不利だし、何よりも、比例区の得票の対象外になり、もったいない感じだ。

 まあ、これらの人達はプライドもあることだから、止むを得ないとは思うが、選挙後の去就がどうなるのか今から気になるところだ。

 希望の党は、200人以上立候補させると言っているが、立憲民主党は、今からではそんなに数を揃えることは難しいだろう。

 従って、小選挙区では、立候補者が居ない所が多く出るので、比例代表で票を獲得することが大きな目標になるだろう。。

 そんな中で、限られた小選挙区に出る立憲民主党の立候補者に、希望の党が刺客と呼ばれる対抗馬を出すと言われているが、これこそ、自民・公明の与党を利するもので、「安倍1強政治を止めさせる」という希望の党の方針に逆行する。小池代表の陰湿性を物語っている。「関連:10月1日

 

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リベラル・革新は自陣を構えよ

2017-10-01 15:05:47 | 政治

 希望の党代表の小池百合子氏が、民進党からの公認申請について吟味選別することは当然のことと思う。

 若し、そうしなければ正に自民党・公明党が指摘している通り、選挙目当ての野合と言われてもしょうがない。

 ただ、小池氏の選別の基準については、不確かな点もあることは確かだ。若し、改憲、安保法制が選別の最大の要素としたら、民進党議員は総てが合格しないことになる。

 ただ、民進党の時は、改憲、安保法制反対だったが、希望の党に入るに当たり、考え方を変えたとしたら合格することにしたのだろう。

 しかし、過去の来し方や、根からリベラルであり、革新思想の持ち主は、変節もしないだろうし、例え希望の党へ入ったとしても造反することは必至なのでお断りするというのであれば、それはそれで当然のことだろう。

 それを、全員希望の党へ入れる見込んだ前原誠司代表の考え方は甘かったのではないのか。いや、それは前原氏が小池氏と話をした時に当然出ていたことなので、若しかしたら、前原氏は民進党の両院総会で賛否を取る際にウソをついていたとも考えられる。

 しかし、リベラル・革新の人は恥をかいてまで希望の党に入ろうとはしないと思うので、野田信彦元首相や辻本清美氏のように潔く、無所属で立候補すると表明した方が政治家としての矜持にもとるのではなかろうか。

 希望の党に入らない人、入れない人で現民進党から立候補する意向のある人、あるいは新党結成に動く人などがいよいよ稼働しだした。

 共産党、社民党は連携をとる意向を示している。連合は、希望の党の選別については不快感を露わにしている。若しかしたら、連合は希望の党の支援の形を変えることも考えられる。

 捨てる神あれば拾う神ありで、少数になるかも知れないが、真のリベラル、革新勢力が自陣を構えることになれば歓迎する国民は多数いる。「関連:9月30日

 

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