昨日、西武球場で行われたパリーグクライマックスシリーズ・ファーストステージ西武対楽天の3回戦は、レギューラーシーズン3位の楽天が、2位西武に5-2で勝って抜け出し、明日から福岡ヤフオクドームで待ち受ける1位ソフトバンクとのファイナルステージで対戦する。
ファイナルステージは6回戦制で、4勝したチームが日本シリーズに進出する。シーズン優勝のソフトバンクには1勝のアドバンテージがあるので3勝すれば勝ち残れるが、楽天は目いっぱい4勝しなければならないので厳しいことは間違いない。
ソフトバンク対楽天は、レギュラーシーズンの対戦成績はソフトバンクの13勝12敗と拮抗している。シーズン前半はソフトバックが大きく負け越していたが、中盤から後半に掛けてソフトバンクが盛り返し、終盤になってまた楽天が勝っている。
今季ぶっちぎりで優勝したソフトバンクも、相手が楽天だと当然油断はできない。FSで初戦に負けた後2連勝して勢いに乗る楽天だけに、豊富な投手力を誇るソフトバンクだが、主砲柳田を欠き、攻撃力に大きなマイナスをきたしているだけに波乱がないとは言えない。
特に、過去数度、CSで下位チームに負け日本シリーズ進出を逃した苦い経験を持つソフトバンクは、再び楽天の下剋上を許すことはできない。
なお、セリーグは、雨で3試合目が中止となり、今日、甲子園で阪神対DeNAの決戦が行われる。万一、雨で試合ができないと、レギュラーシーズン2位の阪神が勝ち残る。「関連:10月13日」