昨日、小池百合子東京都知事が代表の希望の党は、衆議院選挙小選挙区の第一次公認候補を発表した。合計192人で、民進党出身者が110名、その他が82人となっている。
また、民進党代表代行の枝野幸男氏が立ち上げた立憲民主党の候補者が出る選挙区に刺客と呼ばれる対抗馬を出すとのことだ。希望の党に入らないで無所属として出馬する民進党の前議員には、対抗馬を出さないというから手が込んでいる。
立憲民主党候補に対抗馬を出すと、1議席を争う小選挙区では共倒れとなりかねず、1強の自民党を利することになる。これでは、希望の党が安倍一強政治に代わって政権を狙うという目的に逆らうことになる。
安倍一強政治にストップを掛けるという目的に疑問符がつくのは、小池氏が立候補しないということだ。国会議員にならなければ首相になれない。そうなると小池氏はただ選挙のために名を貸しただけということになる。
その他、小池代表の振る舞いに違和感を持つのは、立候補者から持参金のようなものを徴求、自身と写真を撮る場合も3万円を出させていることなどだ。
政策も、民進党側とすり合わせたのだろうが、安全保障法制については、法に則って実施するとして完全に容認している。また、立候補者との協定書に原発廃止の記述がなく、看板政策にするのか否かも不明である。
どうやら、政策を見ると、日本維新の会と似通った部分が多く、大阪と東京で。自民党より右にも見える保守の党が生まれた感じだ。
自らの政治信条を貫いた感じの立憲民主党が輝きを見せている中で、憲法、安全保障法制で変節した民進党の前議員が多数を占める希望の党がなにやら。当初の勢いがなくなってきた感じだ。「関連:10月3日」
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