正さん日記

世の中思いにつれて

自民党が圧勝、健闘の立憲民主、野党第一党に=総選挙終わる

2017-10-23 11:49:14 | 政治

 昨日行われた第48回衆議院選挙は、前回より10議席減の465議席を争って行われたが、自民党が前回とほぼ同数の283議席(23日12時現在)を獲得、公明党の29議席と合わせて、過半数はおろか、憲法改正の発議が可能な三分の二の議席を確保した。

 これに対し、民進党前職の相当数が合流し、選挙前まで野党第1党の議席を有していた希望の党は、49議席に減らし、3倍以上の54議席を獲得した立憲民主党が野党第1党になった。

 公明党、共産党、日本維新の会はそれぞれ議席を減らし、社民党は2議席を確保できる見込みだが、日本のこころは議席を得ることができず、党が消滅しそうだ。

 今回の選挙は、安倍晋三首相が、民進党のごたごたを見据えて急遽解散総選挙を打ち出した。その後、小池百合子東京都知事が、にわかに「希望の党」を立ち上げ、これに前原誠司民進党代表が党ごと合流しようと図った。

 しかし、希望の党小池代表が民進党からの入党者を選別したため、枝野幸男民進党代表代行が、党内リベラル派の受け皿として立憲民主党を立ち上げ、これにも加わらない前議員は無所属で選挙に出馬することになり、民進党は三分割した。

 これにより、政界地図は、自民党、公明党の保守与党と、希望の党、日本維新の会の保守野党、立憲民主党、共産党、社民党のリベラル、革新野党の三分極になり、それに無所属が加わって選挙戦を戦うことになった。

 しかし、小池人気に頼ろうとした希望の党が、小池氏の排除の手段が嫌われ人気が急降下、併せて希望、立憲、共産と小選挙区で野党が食い合い、結局、自民党が漁夫の利によって、選挙前の劣勢の噂を覆し圧勝した。

 終わってみると、安倍一強体制は変わらい形になったが、野党が保守とリベラルにはっきり分かれることになり、今後、希望の党を中心に野党の再編成があったとしても、与野党問わず、保守とリベラルの旗が明確になったことは良かったのではなかろうか。「関連:10月20日

 

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