民進党内のいわゆるリベラル派が新党「立憲民主党」を立ち上げた。枝野幸男代表代行が希望の党に入れない人、入らない人の受け皿として作ったものだが、菅直人元首相、長妻昭元厚労相らリベラル派のベテラン前議員が加入するようだ。
さらに、民進党の前議員や、立候補を予定していた元議員、新人などかなり多くが加入し、同党から立候補することになりそうだ。
希望の党からはじかれた人、自ら入るつもりのない議員で、立憲民主党への加入を見送った野田佳彦元首相や岡田克也元代表らのベテラン前議員は無所属で立候補することになりそうだ。
この結果、自民党、公明党の現与党、希望の党、日本維新の会などの保守野党、立憲民主党、共産党、社民党のリベラル、革新政党と政界は3極に分かれて選挙戦に入る形になりそうだ。
民進党の前原誠司代表が、小池百合子希望の党代表と協議し、民進党議員全員を希望の党から立候補させるという約束は、初めからなかったのか、あったのかは闇の中だが、結果的には、保守とリベラル、革新とがはっきり区別できるようになったことは怪我の功名とは言え、日本の政治にとっても、有権者が選択する上からも好ましい形になったと言える。
望むらくは、無所属で立候補した民進党の前議員も、立憲民主党から立候補すれば一番良いと思うが、これらの前議員はベテランで孤軍奮闘しても当選する見込みがある人だろう。
ただ、無所属はいろいろ点で不利だし、何よりも、比例区の得票の対象外になり、もったいない感じだ。
まあ、これらの人達はプライドもあることだから、止むを得ないとは思うが、選挙後の去就がどうなるのか今から気になるところだ。
希望の党は、200人以上立候補させると言っているが、立憲民主党は、今からではそんなに数を揃えることは難しいだろう。
従って、小選挙区では、立候補者が居ない所が多く出るので、比例代表で票を獲得することが大きな目標になるだろう。。
そんな中で、限られた小選挙区に出る立憲民主党の立候補者に、希望の党が刺客と呼ばれる対抗馬を出すと言われているが、これこそ、自民・公明の与党を利するもので、「安倍1強政治を止めさせる」という希望の党の方針に逆行する。小池代表の陰湿性を物語っている。「関連:10月1日」
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