昨日、プロ野球ドラフト会議が行われ、今回、最大の注目選手清宮幸太郎(早稲田実業)は7球団が1位指名したが、抽選の結果日本ハムが当たりクジを引き指名権を獲得した。
高校選手で7球団の1位指名は、過去福留孝介(PL学園)が。1995年に7球団から1位指名されたのに並ぶものだ。この時は近鉄が指名権を得たが、福留はこれを拒否しノンプロの日本生命に入った。
その後、福留は1998年、当時適法だった逆指名で中日を指名し、念願の中日入りを果たした。
今回、日本ハムに指名された清宮は、意中の球団の1つだったのか、同球団に決まったことについて喜びを表していた。
近時、日本ハムはクジ運河良いのか、2012年には大リーグ行きが間違いないと思われていた大谷翔平(花巻東高)を1位指名、見事に入団にこぎ着けた。
また、その前の2010年には、当時は高校から大学にわたる花形スター斎藤佑樹(早稲田大)の1位指名に成功した。だた、斎藤は今日まで鳴かず飛ばずの状態だが、未だに話題性には事欠かない。
さらにその前の2007年には、高校スターの中田翔(大阪桐蔭)を1位指名で射止めている。このように日ハムは10年間で今回の清宮を含め4人の話題選手を1位指名するというクジ運の良さを見せつけている。
清宮の他、今年も即戦力、将来有望な選手が多数ドラフトで指名されたが、今年の夏の甲子園で新記録の6HRを放った強肩強打の捕手中村奨成(広島広陵)は2球団から1位指名され、地元の広島が指名権を得た。
中村は、最も望んでいたと思われる広島から指名され喜びを隠しきれなかったようだ。
ドラフト会議で指名された選手は、すべて一線に並んでこれからプロ野球選手としてスタートを切るが、年々、運、不運も含めて力の差がついてくる。
過去を見ても、ドラフト会議で上位指名された選手が必ずしも活躍している分けではなく、反面、下位指名選手、或いは、指名されず育成枠で入団した選手が実力を発揮してスターにのし上がっているケースも数限りなくある。
今回、ドラフト会議で指名された選手も、先行き注目される選手になるよう精進しなければならない。「関連:2015年10月23日」