第92回東京箱根間往復大学駅伝は、東京・大手町から箱根・芦ノ湖往復の10区間107.5キロに21チームが参加して行われ、往路優勝の青学が2位の東洋大に7分15秒の大差をつけ、10区間すべてを1位で通過、39年ぶりの完全優勝で2連覇を達成した。青学は復路でも2位東洋を交わし優勝した。
青学の優勝タイムは10時間53分25秒で、前回の10時間49分27秒に及ばず、2年連続の10時間50分切りはならなかった。
復路は快晴の中、箱根芦ノ湖スタート地点を午前8時にスタート、山下りの6区でも1年生の小野田勇次が区間タイの2位で快走、7区4年の小椋裕介、8区2年の下田裕太、9区2年の中村祐紀、アンカー4年渡邉利典と順調に繋ぎ、2位の東洋大に7分15秒の大差をつけた。
3位は前回2位の駒大、4位は早大、5位は東海大で、いずれも昨年から一つずつ順位を上げた。いずれも予選会通過校の順大が6位、日体大が7位。8位は山梨学院大、9位は中央学院大で、前回は11位で涙をのんだ帝京大が10位でフィニッシュし、シード権獲得に成功した。
往路6位の日大は、復路で失速し11位でシード権を逃した。今回シード校だった明大、大東大は往路の不振が最後まで響きいずれもシード権を逸した。
復路の優勝争いは、青学が5時間27分30秒で、前回の記録(5時間25分29秒)には及ばなかったが、2位・東洋大に4分7秒差をつけた。
青学大は、7、8、10区で区間賞。6区は区間2位、9区は同7位と大崩れすることなく安定した力を見せた。
往路13位と出遅れ、箱根・芦ノ湖で一斉スタートだった日体大が、6区・秋山(3年)の区間新の快走で流れに乗って4位に入り、総合でも7位に入った。「関連:1月2日」