イスラエルのネタニヤフ首相に逮捕状を出している国際司法裁判所(ICJ)が、イスラエルに対しガザ地区のラファ攻撃を止めるよう命令した。
しかし、イスラエルはこれを無視して攻撃を続ける方針は変えない態度を続けている。
イスラエルの容赦ない攻撃を受け、既にガザ地区のパレスチナ人の死者数は3万5千人を突破し、その内女性と子供が52%を占めている。
一方、ハマスに拘束されたイスラエルの人質の返還はまったく進まず、イスラエル国内でも停戦を望む声は高い。
しかし、アメリカは一時中止したイスラエルへの武器支援を再開、国際社会から危惧され、ロシアのプーチン大統領はアメリカのウクライナ支援とのダブルスタンダードを指摘し、自らも国際刑事裁判所(ICC)から逮捕状が出ていることを顧みない。
アメリカのバイデン大統領は、イスラエルへの支援が大統領選挙にどのように影響するのか推し量れていないように見える。
5月10日の国連総会では、国連加盟193カ国のうち143カ国が、パレスチナの国連正式加盟に賛成し、パレスチナを正式国家として認める形になった。
一方、アメリカのジョンソン下院議長は、イスラエルのネタニヤフ首相が近くアメリカ議会の上下両院合同会議で演説すると明らかにした。
バイデン大統領は、アメリカにおけるイスラエルの影響力に苛まれ複雑な立場を取らざるを得なく、大統領選挙にどのような影響があるのか。相手がモシトラだけに世界はイスラエルのラファ攻撃中止を求める傍らバイデン大統領の動きを注目している。「関連:5月11日」