正さん日記

世の中思いにつれて

森会長、明日の会議で辞任表明か。政府幹部に伝える

2021-02-11 12:33:25 | 政治

 東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(83)が女性蔑視の発言をし、謝罪して撤回した問題は、日が経つにつれ事態解決に新たなマイナスの動きが出ている。

 昨日は大会ボランティアの大量辞退に加え、聖火ランナー予定者からも辞退したいとの申し出があった。このままだと今後もこのような動きがエスカレートしていく恐れを感じる。

 経済界から、五輪・パラリンピックの最高位スポンサートヨタの豊田章男社長が森発言に対し、「トヨタが大切にしてきた価値観と異なり、誠に遺憾だ」とのコメントを発表した。

 また同じく、スポンサーに名を連ねるENEOSの親会社幹部も「極めて遺憾」と述べるなど、経済界で森氏への批判が日増しに強まっている。

 そんな中で、森発言に対し「極めて迷惑」程度のコメントに止めていた東京都の小池百合子知事が、2月17日開催で調整されていたIOC、東京五輪・パラリンピック組織委員会、政府との4者会談に出席しないと表明した。

 欠席する理由は、「今ここで開いてもあまりポジティブな発信にならない。」というものだ。

 森会長の発言後、都への抗議の電話やボランティアの辞退が続いており、それでなくとも元々不仲が伝えられる森氏への怒りが爆発したようにも思える。

 しかし、東京都は五輪・パラリン開催の主体者であり、この重要時期の会議に欠席を決め込むことはいかにも無責任だ。これでは、取り方によっては、もう五輪・パラリン開催を諦めてしまったようにも感じられる。

 一方、明日2月12日、組織委員会(35名)、評議委員会(6名)、監事(2名)による合同会議が行われ、森氏も出席する。

 この会議で、森氏の進退問題が議題になるようだ。森氏に対しては「今代わると大変なことになる」と言った擁護論が根強いが、その理由が分からない。むしろ、今、森氏が会長を続けていること自体「運営に支障がある」のではなかろうか。

 森会長が同席している中で、辞任を求めるような勇気のある委員は居そうもない。やっぱり森氏が自ら招いた混乱の責任をとって男らしく「辞任表明」を行うべきだ。そうすれば、誰も慰留する者は居ないはずだ。

 と書いたところで、昼のニュースにテロップが出て、森氏は、明日の会議で辞任すると、政府幹部に報告したと出た。「関連:2月10日

 

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