舛添要一東京都知事は6月15日、詰め腹を切らされる形で東京都議会議長宛て辞表願いを出し、議会も全会一致で議決、21日に2年4か月務めた知事を退くことになった。
これにより、都知事選挙が7月14日告示、31日投開票で行われるが、都知事選挙は石原慎太郎知事が任期途中で辞任、その後の猪瀬直樹氏、そうして舛添要一氏といずれも金銭疑惑でアウト、結局5年で都知事選挙を4回やることになり、これにかかる費用は130億円になるという。
実に馬鹿げたことで、これを税金の無駄使いと言わずして何というか。東京都民は、これに懲りて今度こそ首都に相応しい立派な知事を選んで欲しいが、ただ、果たしてそれに相応しい人物が立候補するかと言えば、これもなかなか難しい。
よく言われるように、出したい人はなかなか出たがらず、出たい人には人物が少ないというのがとうり相場で、選ぶも方も選択肢は限られるので大変だ。
特に、1995年の青島幸男氏以来石原氏、猪瀬氏、舛添氏とテレビで名を売ったタレントばかりで、人気投票化しているのが現状で、政治は素人、人格、識見、先見性などの素養については保障がないため、当たるも八卦、当たらぬも八卦というが、このところ当たっていないのが現実だ。
果たして、今回はどのような人物が担ぎ出されるのか分からないが、今度こそ正真正銘この人ならばという候補者が名乗りを上げてもらいたい。「関連:6月15日」