正さん日記

世の中思いにつれて

舛添氏が21日付で辞職、都議会の不信任可決避ける

2016-06-15 15:03:11 | 政治

 京都の舛添要一知事は15日午前、政治資金流用をはじめとする公私混同問題の責任を取り、議長に辞職届けを提出、6月21日付で辞職する。

 舛添知事に対しては、15日午後の都議会本会議で自民、公明、共産、民進各党など全会派が不信任決議案を共同提出し可決される見通しだったが、舛添知事はその前に自ら身を引いた形になった。これにより不信任決議案は取り下げることになった。

 舛添氏をめぐっては、高額な海外出張費や公用車を使った週末の別荘通いに加え、私的な飲食費や家族と宿泊したホテル代を、政治資金から支出していた問題などが噴出。都民や都議会からの批判が高まっていた。

 知事の辞職には議会の同意が必要。公職選挙法の規定では、辞職の申し出を受けた議長が選挙管理委員会に通知した翌日から50日以内に知事選が行われる。

 7月10日投開票の参院選と都知事選の同日選は困難とみられ、知事選の告示日は7月10日以降に設定される方向だ。具体的には「7月14日告示、同31日投開票」といった日程が候補に挙がっている

  現金受領問題で2013年12月に引責辞任した前任の猪瀬直樹氏と同様、2代連続で「政治とカネ」の問題で辞職に追い込まれることになる。

 舛添氏は東大助教授などを経て、2001年7月の参院選比例代表に自民党から出馬し、初当選。参院議員を2期務め、厚生労働相などを歴任した。

  猪瀬氏の辞職に伴う2014年2月の都知事選に無所属で出馬し、自民党都連と公明党都本部の推薦を得て、宇都宮健児日本弁護士連合会元会長、細川護熙元首相ら有力候補を押さえ、全得票数の43.4%に当たる約211万票を集めぶっちぎりで初当選した。 

 結局、2年4か月知事を務めたが、最初は、清廉潔白の感じである程度評判は良かったものの、少し慣れるに連れて持ち前の公私混同根性の馬脚を現し、正に野垂れ死にの感じの辞職になった。

 舛添氏が役割を果たさないと死んでも死にきれないと言っていたリオジャネイロ五輪は8月5日から21日まで行われるが、遅くても7月31日に知事選挙を行なえば、新しい知事が東京五輪に引き継ぐ五輪旗を受ける取ることは可能だ。

 また、このままで行けば4年後に行われる知事選挙が、東京五輪・パラリンピックと重なってしまうという懸念についても、工夫により十分両立することはできよう。

 リオジャネイロ、東京五輪・パラリンンピックに影響すると言って、これを逃げの一手に使ってきた舛添知事は、自業自得により、四面楚歌、満身創痍で追われるように政界から去ることになりそうだ。「関連:6月12日

 

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