プロ野球交流戦は昨日まで2試合を残し、パリーグの59勝46敗1引き分けと、今季もパリーグが圧倒した。
これまで12シーズン行われた交流戦は、パが11回、セリーグが1回とセはまったく歯が立たない。
チーム別では、ソフトバンクが13勝4敗1引き分けで昨季に続き勝率1位となり、これでソフトバンクは6回目の首位となった。
また、2位にはロッテ、4位楽天、5位日ハム、6位西武とパリーグが上位を占め、セは広島が3位と1チームだけが気をはいた。
パではオリックスが1試合を残し危うく再下位になりそうな状態で、他のパリーグチームが上位を独占した中で、多分、気が引ける感じになっていることだろう。
毎年、交流戦の結果がベナントレースの行方に大きな影響を与えているが、パではオリックスを除く5チームは上位を占めたので、そんなに順位には影響がなかった.
セは交流戦3位の広島が2位巨人に6ゲームの差をつける形となり、2位巨人以下は総て5割を割るという交流戦ならずの珍現象が今季も現れている。
昨季からセリーグの要望により、交流戦は各18試合に減ったが、これがもっと多ければさらにセリーグのチームがさらに5割を大きく割り込む結果になり兼ねない。
もう、こうなるとパリーグとセリーグの実力差がはっきりしていると言われてもしょうがない。その要因はパが指名打者制なので、投手は投げるのに専念でき、打者は、その投好手を打ち込むために力をつけているとも言われている。
また、昨今は、ドラフト制度が成熟したこともあり、日ハムの大谷翔平や中田翔などパリーグに高校、大学の実力を伴うスター選手が集まっていることもパの強さの一因だろう。
昔から、人気のセ、実力のパなどと言われているが、今では、パリーグは人気も実力も伴っていると言って良い。「関連:6月6日」