昨日、プロ野球ペナントレースが両リーグ同時に開幕した。今季も9月終わりから10月はじめまで、5月中旬からのセパ交流戦24試合を含め144試合が行われる。
今季は、ベナントレースを前にして、WBCが行われたため、野球熱は例年以上に熱いものがある。取り分け、シーズン当初はWBC代表選手の活躍が注目されそうだ。一方、阪神の藤波晋太郎投手、日ハムの大谷翔平選手の2人の高校生新人が話題を呼んでいる。大谷は、投手、野手の二刀流を試しているが、昨日の開幕戦は8番でスタメン入りし、さっそく2安打1打点を入れて先ずは1つ結果を出した。藤波もローテンション入りができそうだ。
大卒、社会人出身の新人では、敗れはしたが、楽天の則本昴大が開幕投手となって非凡なところをみせた。また、巨人の菅野知之投手、DeNA三嶋一輝投手、ロッテ松永昴大投手が開幕1軍入りを果たした。その他ソフトバンクの東浜巨投手も一軍入りは間違えないだろう。
外国人選手では、メジャー434本塁打の記録を持つ前ヤンキースの楽天アンドリュー・ジョーンズが注目される。
大リーグ帰りでは、阪神の西岡剛内野手、福留孝介外野手、ソフトバンクの五十嵐亮太投手が再び輝きを取り戻せるか。
新監督は、ロッテが元西武の伊東勉、オリックスがソフトバンクで監督代行をやったことのある森脇浩司のパリーグ2人だ。
今季の順位予想では、パリーグがソフトバンク、日ハム、西武、楽天、オリックス、ロッテの順だが、毎年クライマックスシリーズ(CM)進出を目指して接戦を展開、今季もダンゴ状態になることが予想され、実力の差は余りない。
セリーグは、巨人の優位は変わらないようだ。これに補強を成功させた阪神が続き、中日から大砲ブランコを取ったDeNAの評判が良い。投手力が良いヤクルト、広島はAクラス入りを目指すが、11年連続Aクラスの中日が、投手陣の弱さ、ブランコを欠いた打力の頼りなさで、今季はBクラス転落の危機が迫っている。「関連:2012年3月30日」