昨晩のWBC1ゾーン順位決定試合日本対オランダは、日本が10-6でオランダの追撃を突き放し1位で準決勝に臨むことになった。日本は2回に大量8点を挙げたが、3回以後追加点がなく、終盤オランダに2点差まで詰め寄られたが、ようやく8回裏、待望の追加得点2点を挙げ、オランダの追撃を振り切った。
この試合、オランダが先頭打者HRで1点を先取、前の試合のお返しをされたが、すかさず2回裏、4番指名打者に入った阿部のソロHR、松田の適時打ですぐさま逆転、さらに阿部が2打席連続の3ランを放ち、この回一挙に8点を奪った。阿部の1インニング2HRは日本のWBCでは初めてのこと。
さらに8回は、長野が2点適時打を打って4点差に広げ勝利をものにした。9回の表は、抑えの牧田が2走者を出したが、最後の打者を三振に仕留めた。ただ、7、8回に投げた森福、山口が失点したことが今後に不安を残した。
これで、日本代表は1位で18日午前(日本時間)に行われる準決勝に出場するため、試合後、チャター機でアメリカに向かった。
アメリカで行われているC組、D組の2次戦第1試合は、アメリカとドミニカ共和国が勝った。負けたイタリア、プエルトリコが巻き返せるか、いずれにしても日本は、この4チームのどこかと準決勝を戦うことになる。 (2回同点ソロを放った阿部=読売)「関連:3月12日」