正さん日記

世の中思いにつれて

東日本大震災2年、全国で黙とう

2013-03-11 16:15:38 | 社会

  

 平成23年3月11日午後2時46分、東北、関東地方を中心に大災害をもたらした東日本大震災は、今日で発災後丸2年を過ぎた。警察庁によると、8日現在の死者は1万5881人、行方不明者は2668人。「関連死」を含めた犠牲者は2万851人にのぼる。被災地では、地震が発生した時刻の午後2時46分を中心に追悼行事が行われ、亡くなった人たちに祈りがささげられた。当市でも先程サイレンが鳴って犠牲者を悼む黙とうがささげられた。

 今日の新聞、テレビなどは、2年経った大災害の特集一色だ。特に肉親を亡くした家族の悲しみは尽きるところは無く、その悲しみと悔しさ、辛さはいかばかりかと思いを感じる。しかし、徐々にではあるが、悲しみを乗り越えて、けなげなに前を向こうとしている人々をみんなで激励したい。

 とは言っても、被災地の復興は思うに任せず、総じて地区の再開発、復興住宅計画は遅々として進んでいないのが現状のようだ。特に被害の大きかった岩手、宮城両県では住宅再建が徐々に進みつつあるものの、地域による「復興格差」も目立ってきた。一方、東京電力福島第1原発事故に見舞われた福島県は放射性物質を取り除く除染が遅れ、県内外に避難した住民の帰還は遅々として進んでいない。

 従って、これら東北被災地3県の人口減少が際立っており、そのために、復興がますます遅れると言う悪循環となっている。高齢化がますます進む中で、あらゆる段階の復興が急を要している。

(写真:左は避難指示解除準備区域の福島県南相馬市小高区の海岸沿いには砂の上に並ぶ墓石、中は福島県いわき市薄磯海岸に設置された供養塔で法要する住職、右は津波で大型漁船が陸に打ち上げられたままの宮城県気仙沼市鹿折地区に朝日が昇る:毎日新聞)「関連:2012年3月12日

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする