O104問題 欧州委とプーチン氏が火花
2011年6月4日11時10分アサヒコム
ドイツなど欧州一帯で死者が出ている腸管出血性大腸菌O(オー)104の感染問題をめぐり、ロシアが欧州連合(EU)全域からの生野菜輸入を2日に禁止したことに対して欧州委員会が抗議し、輸入禁止の撤回を求めた。これに対してロシアのプーチン首相は3日、「世界貿易機関(WTO)の精神とやらのために、自国民を中毒させることはできない」と反論した。
ロシアは、自由貿易促進を目的としたWTOへの年内加盟を目指している。EUの駐ロシア代表は、ロシアの輸入禁止は科学的な正当性もなく、WTOのルールに反すると主張。「ロシアも今から自主的にWTOのルールを履行すべきだ」と述べていた。
世界保健機関(WHO)によると、感染はドイツのほか、デンマーク、フランス、チェコ、スイス、ノルウェーなどで1800人以上に広がっているが、感染源や経路は不明のままだ。
当初はスペイン産キュウリなどが感染源と疑われたため、ロシアではドイツとスペインの野菜のみ輸入を禁じていたが、感染症のさらなる欧州各国への広がりを受けて、輸入禁止をEU全域に広げた。EU産の野菜はロシア市場で店頭から姿を消すことになる。実際には、ロシアは野菜の多くをトルコや中国から輸入している。
2011年6月4日11時10分アサヒコム
ドイツなど欧州一帯で死者が出ている腸管出血性大腸菌O(オー)104の感染問題をめぐり、ロシアが欧州連合(EU)全域からの生野菜輸入を2日に禁止したことに対して欧州委員会が抗議し、輸入禁止の撤回を求めた。これに対してロシアのプーチン首相は3日、「世界貿易機関(WTO)の精神とやらのために、自国民を中毒させることはできない」と反論した。
ロシアは、自由貿易促進を目的としたWTOへの年内加盟を目指している。EUの駐ロシア代表は、ロシアの輸入禁止は科学的な正当性もなく、WTOのルールに反すると主張。「ロシアも今から自主的にWTOのルールを履行すべきだ」と述べていた。
世界保健機関(WHO)によると、感染はドイツのほか、デンマーク、フランス、チェコ、スイス、ノルウェーなどで1800人以上に広がっているが、感染源や経路は不明のままだ。
当初はスペイン産キュウリなどが感染源と疑われたため、ロシアではドイツとスペインの野菜のみ輸入を禁じていたが、感染症のさらなる欧州各国への広がりを受けて、輸入禁止をEU全域に広げた。EU産の野菜はロシア市場で店頭から姿を消すことになる。実際には、ロシアは野菜の多くをトルコや中国から輸入している。
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