しゃちくんは野良猫ブログ

30年以上前になりますが自分探しのためにバイクで日本一周。
そして今、会社を畳んで田舎暮らしの準備中です。

雪国の暮らし

2012-02-03 07:53:00 | 日記
ここ江戸川区で生まれ育った私には語る事は出来ないかも知れません。

でも父の故郷山形の庄内では平年の4倍の積雪量なんて聞くと

ちょっと心配になります。

お得意の大工さんにも新潟の豪雪地帯出身の方が多いので

ニュースで大雪が伝えられると心配で声を掛けますね。

心配をしても返ってくる返事は

「昔はこんなもんじゃ無かったぞ!今は暮らし方が変わってしまったからなぁ」

ですって?!


父もそうだったが雪国出身の人は働き者です。

雪に閉ざされる時期は消費するのみの生活になる。

食糧でも燃料の薪でもすべて備蓄しておく。

学校も夏休みは短くて冬休みは長い。

雪に閉ざされると外での活動は出来ない。

雪の重みで建具が動かなくなるそうです。

屋根の雪下ろしでの事故も少なかったそうです。

現代では雪国の暮らしそのものが失われていると思う。

老人の一人暮らしの家に地元中学生が雪かきボランティアですって!

国会で野田首相が大雪で悩む地方に国として支援を約束したけど

何でも行政サービスに頼り過ぎてしまう現代日本に疑問を感じてます。


助け合い精神の観点からは

暖かい地方で暮らす人は雪国へボランティアに行く必要があるのか?

いやいや、田中角栄さんのように三国峠にドカンとトンネルを開けて

関東の暖かい空気を送り込むアイデア!

高速道路と新幹線を造って関東から人と金を呼び込む。

雪に閉ざされる上越がスキー場開発で冬も元気になったのはご存知の通り。


夏の稼ぐ時期を現役で働く時期と置き換えると

冬の消費する時期が年金生活と考えれば

行き詰まり感のある年金問題に風穴を開ける事が出来るような気がする。

発想の転換ですね。

年金生活になっても働ける地方に暮らしているならば仕事をする。

私の父も死の直前まで75歳になっても仕事をしてたのは

雪国出身だったからなのかな?

年金生活になったら旅行三昧なんて発想は捨ててしまえば

日本の年金制度が復活出来るような気がします。

かつての「姥捨て山」の風習からすれば幸せな時代になったもんです。
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2 コメント

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雪国 (上総)
2012-02-04 00:20:51
戦前生まれの人って、働きモノですよね。
きっと長生きの秘訣は、若い頃からの"鍛え方が違う"ってのが一因の様な気がします。
若い頃から車社会だった上州人は、
40代の人でも、30分と雪かきなんて出来ない人が多いと思う。

年金も小生が貰う頃にはどーなっている事やら。
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上総殿へ (しゃちくん)
2012-02-04 07:41:42
長岡藩の家老河合継之介は江戸留学中に冬の空を見上げて、江戸では冬も青空の下でみんな普通に仕事が出来る環境の違いに愕然とし、故郷の雪に閉ざされた雪国のハンディーキャップを嘆いてました。

それでも冬の間も仕事が出来るようにと地場産業を育てた長岡市は今では大きく発展しましたよね。

冬は可哀想な雪国、そう捉えたら雪国に失礼だと思えるし、厳しい環境で育ったから人として逞しくなるのではないでしょうか。。。

はい、雪かき30分で腰が痛くなります。
でも、家が潰れる恐れが出たら必死になってやると思いますね!
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